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ポルト・アレグレ=金沢市が徽軫灯篭を寄贈=姉妹都市50周年、友好の証

除幕された徽軫灯篭と来賓ら

除幕された徽軫灯篭と来賓ら

 金沢といえば兼六園、兼六園のシンボルといえば徽軫灯篭(ことじとうろう)だ。片足が折れて短くなって石に乗っている姿が徽軫灯篭たるゆえん。それはブラジル南部でもしっかり再現された。
 実物大、高さ2・7メートルもある立派な徽軫灯篭が、姉妹提携を結ぶリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市に寄贈され、その除幕式がモイーニョス・デ・ベント公園で18日に行われた。
 除幕式には金沢市から細田大造副市長(金沢市、46)、灯篭の制作に携わった職人らも駆けつけ、両市の友好関係の節目を祝った。
 両市の姉妹提携は1967年3月20日に結ばれた。金沢市と姉妹提携を結ぶ他の6市にはすでに徽軫灯篭が贈られており、50周年を向かえたポルト・アレグレ市にも贈られる運びとなった。
 式典には金沢市から細田副市長、灯篭制作に関わった金沢職人大学校を代表し講師・研修生の出口秀樹さん(金沢市、48)、竹田源さん(同、43)、清水和彦さん、出口昭さんなどが出席。ポルト・アレグレ市からは谷口博日本祭り実行委員長、ポルト・アレグレ領事事務所の近藤猛事務所長、グスタヴォ・パイン市長らが参加した。
 挨拶に立った細田金沢市副市長は「制作過程を見学していたので、ポルト・アレグレ市で完成した姿を見られて嬉しい。これからこの市に馴染んでいって欲しい」と語った。パイン副市長は「この灯篭は金沢市との友好関係の証。明日の日本祭り開催を前に灯篭のお披露目に立ち会えて嬉しい」と喜びを見せた。
 その後来賓らで除幕が行われ、灯篭の前で記念撮影となった。来場した人々も入れ替わり立ち代り写真撮影に群がり、早速人気となっていた。
 出口さんと竹田さんは15日に予定していた灯篭の到着が遅れ、式典前日の午後10時に設置が終わったことを明かし、「文化の違いで戸惑うこともあったが、無事に建てられてホッとしている」と微笑んだ。

 

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 徽軫灯篭は金沢市内の観光名所である日本庭園「兼六園」の象徴的な存在だ。モイーニョス公園では水面に風景が映る池の前に灯篭が設置された。灯篭は金沢市北袋町で産出された赤戸窯石で作られたそう。緑の多い同公園の風景に、手作業で形を整えられた灯篭が良く馴染んでいる。式典に立ち会ったガブリエラ・バルボザさんは昨年、2週間ほど旅行で日本を訪れ、今回寄贈された灯篭の製作過程を見たそう。「自分の住んでいる市に日本の灯篭が贈られて嬉しい。ここの灯篭も綺麗」と喜んだ。金沢出身者のみなさん、ポルト・アレグレに行く用事があれば、懐かしの徽軫灯篭に寄ってみれば?

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