ブラジル連邦検察庁が11日、2009年11月23日にルーラ元大統領が出した、自動車製造業者向けの税優遇措置を定めた暫定令(MP)471号に関する収賄疑惑で、元大統領と、当時はルーラ氏付秘書室長で、ジウマ政権では大統領府総務室長官となったジルベルト・カルヴァーリョ氏を起訴したと11、12日付現地紙、サイトが報じた。
ルーラ氏にとり9件目の起訴となったのは、MP471号が金で買われたとの疑惑だ。同MPによる税優遇措置の対象は北部や北東部、中西部の自動車製造会社で、2015年10月に始まったゼロテス作戦は、2013年に同MPが延長された際、これらの会社がロビイスト達に3600万レの賄賂を贈った事を暴いた。ルーラ氏は既に250万レの収賄容疑で被告となっている。
タグ:自動車 サントス ルーラ 写真ニュース サンパウロ クリチバ