ブラジル保安フォーラム(FBSP)は6日、「国内の暴力に対する恐れと独裁主義」と題する調査結果を発表した。それによると、国民の多くは治安の悪さに辟易しており、強硬な治安対策と志向が重なる独裁主義に共感する傾向にある事が分かったと6日付現地紙が報じた。
FBSPの依頼で調査機関ダッタフォーリャが行った調査によると、「独裁主義への共感度」を0から10で測った指数は8・1だった。大統領選を来年に控え、この傾向はより顕著になっている。現在は政治的にも社会的にも不安定なため、強権的な指導者によって治安が安定するならポピュリズムや独裁主義を支持するという人が多かったのだ。