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《ブラジル》8州都が年越し行事キャンセル=コロナ再燃の危機感が高まり=リオやサンパウロも様子伺う

年末のイベント中止を発表したサルバドール(Marcio Filho/MTUR)

 欧州で感染者や死者が続出し、世界保健機関(WHO)が新型コロナの感染第4波突入への警告を出した事と、新変異株「オミクロン」の脅威が世界中を駆け巡った事で、ブラジル国内8州都が年越しイベント「レヴェイロン」を中止と11月29、30日付現地紙、サイトが報じた。
 11月30日朝までにレヴェイロン中止を発表しているのはサルバドール、フォルタレーザ、レシフェ、パルマス、ジョアン・ペッソア、フロリアノポリス、カンポ・グランデ、ベロ・オリゾンテの8州都だ。
 8州都の大半は全面中止だが、フロリアノポリスではショーなどは中止するが花火は実施。ジョアン・ペッソアでは公式行事は中止するが、海岸の散策や個人的な集まりは自由で、ショーハウスやバーなどでの集まりも感染対策を行えば認められるという。
 11月25日時点でレヴェイロンやカーニバルは実施と語っていたリオ市は、現在も実施計画を進めている。だが、エドゥアルド・パエス市長は11月29日、「主要イベントの実現は市の文化や経済にとって非常に大切で、実施に向けた準備は万端」としつつ、状況次第で中止の可能性もある事を示唆した。

 サンパウロ市もパウリスタ大通りでの年越しイベントを計画中だが、「実施は感染状況と保健衛生部門の専門家達の見解次第」との表現で、幅を持たせている。
 サンパウロ市の場合、11月27日に南アフリカ経由で帰国したグアルーリョス市在住の男性が帰国直後の検査で新型コロナへの感染が判明した事もあり、懸念はより大きい。どの株に感染したかは1日に判明する予定だ。サンパウロ州政府は先月、11日から開放空間でのマスク着用義務解除と発表したが、少なくともサンパウロ市は義務解除の時期を先延ばしにする意向だ。
 リオ市やサンパウロ市はワクチン接種の完了率が高く、リオ市は感染拡大の可能性が非常に低いと評価されているとの報道もあるが、フォルタレーザ市のサンジョゼ病院は11月29日現在、8床のみのコロナ感染者用病床が満杯など、感染状況の差が大きい事も、新変異株への対応に不安を生じさせている。
 ブラジルではオミクロン株感染者はまだ確認されていないが、ミナス州ベロ・オリゾンテではコンゴから帰国した33歳でワクチン未接種の女性が11月29日に新型コロナへの感染が判明し、入院中だ。

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