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サッカーW杯南米予選=最終節前までにロシア行きを決めたのはブラジルのみ=10日の最終戦をシミュレーションしてみたら

 サッカーのW杯南米予選は5日の第17節を終え、予選通過が確定したのが首位のブラジルのみという、未曾有の大混戦となっている。残りの自動出場枠三つ、大陸間プレーオフ枠一つを巡り、まだ6チームが争っている状態だ。10日に行われる最終節では一体どのチームが有利なのか検証したい。
 5日の第17節終了時点での南米予選の2位から7位は以下のようになっている。
 2位ウルグアイ(勝ち点28、得失点差10、総得点28点)
 3位チリ(勝ち点26、得失点差2、総得点26点)
 4位コロンビア(勝ち点26、得失点差2、総得点20点)
 5位ペルー(勝ち点25、得失点差1、総得点26点)
 6位アルゼンチン(勝ち点25、得失点差1、総得点16点)
 7位パラグアイ(勝ち点24、得失点差マイナス5、総得点19点)
 南米予選の場合、勝ち点、得失点差、総得点の順番で順位が決まる。
 では10日の最終節のカードを見てみよう。
 ウルグアイは本拠地で9位のボリビアと対戦。第17節の最下位ベネズエラ戦を引き分けたのは痛かったが、このボリビア戦で仮に敗れても、得失点差のプラスが他の国より大きいため、よほどの大敗をしない限りは、最悪でも4位での予選通過が可能だ。
 3位のチリは、最終戦がサンパウロでのブラジル戦。既に通過は決まっているブラジルだが、チリにとってやっかいなのは、ブラジルが今大会で唯一敗れた試合がチリでのチリ戦だったこと。そのため、ブラジルが本気モードで戦ってくる可能性が強いことだ。
 チリは勝てば文句なしに進出だが、引き分けると、勝ち点が27止まりとなり、アルゼンチンやコロンビア、ペルーが勝つと抜かれる可能性がある。ただ、コロンビアとペルーが直接対決のため、アルゼンチン、コロンビア、ペルーの3チームに一気に抜かれる心配はない。ペルーとコロンビアが引き分けの場合は、得失点差で1点有利な分、同じ勝ち点のペルーは上回る。
 また、チリは、ブラジル戦に敗れるとペルー対コロンビア戦の勝者、引き分けの場合はコロンビアに抜かれ、さらにアルゼンチン、パラグアイが勝利した場合には順位が逆転されて6位に転落、脱落ということになる。
 4位のコロンビアは、不吉なデータがある。それは5日の対パラグアイ戦で終盤までリードし、逃げ切れば進出決定だったのに、後半43分と、アディショナルタイム1分のところで、2回もキーパーのキャッチミスが起こり、それが失点に繋がって逆転されてしまったことだ。
 しかも10日の相手は敵地でのペルー戦。ペルーは5日に強敵アルゼンチン戦で劣勢の中、引き分けに持ちこみ、出場に望みをつないだ。しかも出場すれば36年ぶりということもあり、現地はかなりの盛り上がりを見せているという。
 ペルー戦で引き分けて6位に沈んだ、前回大会で準優勝チーム、アルゼンチンは、敵地でエクアドルと対戦。エクアドルは既に進出を逃しているが、アルゼンチンはこれまでボリビアやベネズエラ戦を取りこぼすなど、勝負弱さを見せているため、足元をすくわれる可能性がある。勝って、勝ち点3を取れば、最低でも5位でプレーオフ、他の会場の結果次第では4位以上で、プレーオフなしでワールドカップ進出を果たすことも可能だ。
 7位のパラグアイは、得失点差でマイナス5というハンディが残るものの、コロンビア戦での逆転勝ちで勢いがあり、さらに最終戦は本拠地での最下位ベネズエラ戦だ。これに勝利すれば、他会場の結果次第では、大陸間プレーオフの5位に滑り込みが可能だ。
 試合が終わるまでまったく予断を許さないこの展開。進出チームはどこになるか。

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