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《ブラジル》検察庁が大統領派下議を虚報で起訴=車襲撃をでっち上げ?

 連邦検察庁は4日、ボルソナロ大統領支持派のロエステル・トゥルティス下議を、自身が襲撃されたとする虚報拡散と、銃の不法所持、公道での銃発砲の嫌疑で最高裁に起訴した。4日付現地サイトが報じている。
 これはロエステル下議が2020年2月に主張した、「自分の乗った車が襲われ、銃弾5発を浴びた」とした投稿に関してのものだ。それによるとロエステル氏は、2020年2月16日に車が銃弾を浴びた後の写真をSNSであげ、マット・グロッソ・ド・スル州を走る国道60号線のカンポ・グランデとシドロランジアの間の地点で、「迫ってきた車から5発の銃弾を浴びた」と主張していた。
 この件は同氏からの告発を受けた連邦警察が捜査を行っていたが、連邦警察は「この襲撃事件は存在しない」との結論に達していた。

 連邦警察は「襲撃を受けたとする車を探したが見つからない」「ロエステル氏と側近の証言に不審な点があった」「ロエステル氏らが乗った車は国道を2度離れ、わき道に入っており、そのうちの一つで、エンジンを止めていた。また、現場からは拳銃の薬きょう(カプセル)6個とガラスの破片が見つかっている」「ロエステル氏の車にあたった銃弾の一つは、車を降りて撃たないと不可能なもので、走行中の車からのものとは考えられない」などの矛盾点をあげている。
 また、2020年11月には同下議の自宅から所有が制限されているタイプの銃3丁が押収された。銃の登録者名は第3者のもので、いったんは逮捕されたが、人身保護令が適用されて釈放されていた。
 連邦検察庁は、ロエステル氏が2018年にボルソナロ氏を熱心に称えて下議に当選し、銃による自衛を常々主張していたことも虚報拡散疑惑の背景としてあげている。

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