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リオ州への弾薬押収6倍に=113日間で7万3千発

 連邦道路警察が3日、国家保安局と共同で7月10日から始めた「エージデ作戦」で押収したリオ州への弾薬は、計7万3076発に上ったと発表した。

 輸送中の弾薬の監査や押収は国家治安計画の一環で、国境地帯からリオ州に至る道路での検問や摘発は、年々厳しくなっている。

 7月10日から10月31日までの113日間で押収された弾薬は、連発銃や拳銃、機関銃、小銃などに使われる物で、昨年同期の1万2412発と比べ、488%増となった。2015年の同期は6435発しか押収されておらず、1035・6%増となる。

 押収された場所と弾薬数の内訳は、他の国と国境を接するリオ・グランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州、パラナ州、マット・グロッソ・ド・スル州内の連邦道路で3255発、リオ州内の連邦道路で1万5981発、双方をつなぐゴイアス州やサンパウロ州、ミナス・ジェライス州の連邦道路では5万3840発となっている。

 連邦道路警察によると、同期間中は、銃や麻薬の押収量や逮捕者数も増えているが、詳細は明らかにされていない。法務省は、武器や弾薬、麻薬の取り締まりは、大規模な犯罪組織の輸送網を寸断し、各組織の資金源を突き止める事につながるとしている。

 国家治安計画には、連邦道路警察や国家治安部隊、連邦警察、3軍の兵士、ブラジル情報庁(Abin)などの国家機関と、各州警察が参加している。捜査の中心はやはり、リオ州内の各自治体と、パラナ州のフォス・ド・イグアス市などだ。(3日付アジェンシア・ブラジルより)

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