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移民110周年=眞子さま、麻生副総理臨席も=パラナ連合会、総会で発表=西森下議「若者のための祭典」

祝杯を挙げた関係者

祝杯を挙げた関係者

 パラナ日伯文化連合会(上口寛会長)は『2018年度定期総会』を28日、ロンドリーナ市の同会会館で開催し、連盟傘下53支部から約90人が駆けつけ、節目の年の門出を祝した。7月19、20、21日にマリンガー市で開催される『移民110周年エキスポ』の概要について、西森ルイス祭典委員長(連邦下議)から発表があり、120周年に繋ぐ大祭典に向けて、関係者に協力を仰いだ。

 今総会で議題の中心となったのが、移民110周年祭典だ。昨年1月の総会でいち早く祭典委員会を発足させ、着々と準備を進めてきた。上口会長は挨拶で「各市役所に呼びかけ、7月の4日間の皆様の出席をお願いします」と協力を仰いだ。
 山田彰駐伯大使、木村元在クリチーバ総領事、ジョアン・メンドンサ同副市長、兵庫県ブラジル事務所の永田展之所長らも出席した。同州初訪問で、眞子さまご訪問予定の旅程を廻った山田大使は、「日系人であることの誇りを若者が感じる機会となって欲しい。日伯関係強化のため共に働き、共に110周年を祝おう」と語りかけた。
 移民エキスポの概要について説明した西森祭典委員長は、「若者のための祭典。日本文化や伝統、言語を次世代に伝えるためのもの」と次世代重視の方針を強調した。
 3日間で来場者総数15万人を見込む同祭典。ドラゴンボールの脚本家小山高生氏や、国民的人気漫画「モニカと仲間たち」の作者マウリシオ・デ・ソウザ氏らを招聘するなど、子供や若者を惹きつける企画が目白押しだ。20日開催の記念式典は、金曜夜だが「各市部から地元の市長も呼んで、バス2、3台で駆けつけて欲しい」と協力を要請。日本から眞子内親王殿下や麻生太郎副総理も出席する見通しだ。
 最後に「120周年を見据え、次世代を育成するために最善を尽くすのが我々の責務。百周年より110周年のほうが大事かもしれない。素晴らしいエキスポを大々的にやろう」と意気込んだ。
 同祭典委員長によれば、祭典予算は150万から200万レアルに上る見込みで、企業からの協賛を募っている。「自分の時間を削って企業訪問をしている」との苦労を語り、「祭典は儲けのためではない。なるべく入場料を徴収しない方向でやっていく」という。
 3月12日にはパラナ州知事の州令署名式が催され州公式行事として承認されるほか、同州移民110周年記念切手が公式発表される見通しだ。
 定期総会では、昨年度会計報告が承認された。昨年度事業は約59万2千レアルの収入、約63万1千レアルの支出で約3万8千レアルの赤字となった。また、昨年3月に連盟傘下支部の文化活動を支援する新部門「日伯文化交流センター」が新設されたほか、カストロ文協が連盟に復帰することが発表された。


□関連コラム□大耳小耳

 パラナ日伯文化連合会の総会で、兵庫県ブラジル事務所の永田展之所長は、兵庫県庁並びに州内4都市と姉妹都市提携を結ぶ加古川市、西宮市、姫路市、淡路市から公式外交団が派遣されると報告した。移民エキスポにおいては各姉妹都市が出展する他、住友ゴムなど同州進出企業3社に出展要請中で「出来る限り協力させてもらう」との姿勢を示した。兵庫県とのつながりの強さは、同州の特徴といえる。聖州は三重県、聖市は大阪市などの姉妹都市交流があるが、これを機に活発化させる?
     ◎
 今回のパラナ連合会総会で西森祭典委員長が、再三に強調していたのが次世代への継承だった。連合会組織で結束力を見せるパラナ日系社会だが、10年前に比較すれば、連合傘下に70以上あった支部は53まで減少した。そんな危機感もあって、昨年新たに設立された部門が「日伯文化交流センター」のようだ。元研修留学生や様々な芸術の専門家が主体となって、連盟傘下支部や周辺コミュニティーの文化活動支援を通じ、活力を失いつつある支部活動を活性化を図ることが、同センターの狙いだ。いずこも、移民110周年を通じて次世代を継ぐ若者を養成し、日系社会の活性化に繋げたいという願いは一緒のよう。

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