ドナルド・トランプ米国大統領は1日、鉄鋼とアルミニウムに、それぞれ25%、10%の関税を課すことを発表した。2日付ブラジル国内各紙が報じている。
同措置は世界規模での貿易戦争を呼び起こしかねず、特に昨年の米国鉄鋼輸入では世界第2位となる、シェア13%を誇るブラジルにも大きな影響を及ぼしそうだ。これは、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ大統領がこれまでに行った政策の中で、ブラジルにとって最も強硬な策だ。米国は関税引き上げで、鉄鋼輸入を37%、アルミ輸入も13%削減する事を望んでいる。世界経済への悪影響を危惧し、1日のダウ・ジョーンズは1・68%下落した。