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癌と闘った24歳モデル死去=自身の闘病を写真に収め続けた約1年

ナラさんのインスタグラムより

ナラさんのインスタグラムより

 自身のインスタグラムで癌との闘病を伝えてきたことで話題となっていた24歳のモデル、ナラ・アウメイダさんが21日未明、入院先のサンパウロ市内の病院で亡くなった。
 近年は、ユーチューブやインスタグラムといった動画や写真のSNSを使って一躍有名になる人がブラジル国内でも現れているが、ナラさんも当初は、プロのモデルである美貌とファッション・センスと共に、インスタグラムで人気だった。
 ところが、2017年半ばに、ナラさんは進行性の若年性の胃癌との診断を受けた。だが、ナラさんはこれでインスタグラムの投稿をやめることはなく、読者に自身の病気を公表し、なおも自身のファッション撮影を続けた。
 公表以後の写真は、鼻の穴にチューブをつないだ状態のものが多く、病気を押して健気に活動を続ける、同じ病気を持つ人に勇気をアピールした。それに心を打たれ、読者数も増えていった。
 だが、昨年の10月頃からは病室での撮影が増えていき、恋人の男性ペドロ・ロシャさんに付き添われる写真が増えていった。
 さらに今年3月頃になると、写真は集中治療室を写したものが主になり、ベッドから動けない状態となっていた。
 だが、それでもナラさんはメッセージを送ることをやめず、4月には化学治療の後とおぼしき、皮膚がただれた写真も紹介した。
 その読者の中に、サッカー選手のアレッシャンドレ・パト(28)がいた。かつてイタリアのACミランやサンパウロFC、現在は中国の天津権健でプレーする彼はナラさんに対して、3週間おきに1万8千レアルを彼女に寄付し続けることを公表した。このパトの件で彼女を知った人も少なくなかった。
 だが4月24日以降、彼女自身の写真の投稿は終わっていた。その最後の写真は、全身をチューブにつなげられた状態で目をつぶったまま、なおかつ左手を高くあげて病気と闘うことを宣言したものだった。
 そして、5月4日、自身の好きな詩を引用し、「人生と神に対する私の信仰に叶うものはない」とのメッセージを送ったのが最後の投稿となった。
 彼女の死と、彼女の最後の望みだった角膜の寄付が家族からも了解されたことは、ペドロさんによってSNSを通じて知らされた。
 通夜と葬儀は関係者のみで執り行われる。
 最終的には410万人までフォロワーが増えていたナラさんのインスタグラムはhttps://www.instagram.com/almeidanara/?hl=pt-brで見ることができる。(21日付グローボサイト、G1サイトなどより)

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