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《ブラジル》リオ・グランデ・ド・ノルテとミナスでPCC暗躍?=2日連続でバスや建物襲撃

黒煙を上げて燃えるバス(ウベラバ市、Divulgação/Corpo de Bombeiros)

黒煙を上げて燃えるバス(ウベラバ市、Divulgação/Corpo de Bombeiros)

 リオ・グランデ・ド・ノルテ州とミナス・ジェライス州で2日から、サンパウロ州に本拠を置く麻薬密売組織の州都第一コマンド(PCC)の関与が疑われる、バスや公共の建物への焼き討ちなどが頻発していると4、5日付現地紙やサイトが報じた。
 一連の事件の発端は、2日にリオ・グランデ・ド・ノルテ州州都のナタルで起きた軍警殺害とバス襲撃だ。同州警察は犯罪に関与したらしき男性2人を射殺したが、バス会社は事件を機に、全車両を車庫に戻らせた。
 同州では4日にスクールバス、5日未明も乗用車とトラックの焼き討ちが起きた。
 また、3日夜から4日にかけては、ミナス州内17市で24件(G1サイトによれば30台以上)のバス襲撃事件が起きた。同州では、4日夜から5日にかけてもバス襲撃が起き、被害に遭ったバス総数は50に達する勢いだ。事件が起きた市の数も20を超えた。
 バス襲撃が起きた市は州内各地に広がり、三角ミナスのウベルランジアやウベラバ、ツパシグアラ、アウト・パラナイバのアラシャーでは、4日から5日だけで11台のバスが焼き払われた。同州南部のパッソス、アウフェナス、マシャード、イタジューバでも4日の夜、5台のバスが焼き討ちに遭い、1台が破壊行為を受けた。
 ウベラバではスーパーの入り口や検察局の入っている建物の窓も壊された。パッソスでは軽トラック、トレス・ポンタスでは刑務所職員の車、バルジーニャでは囚人護送用の車両が狙われた。警察署や銀行などが襲われた市も出ている。
 同州では3日以降、約40人が逮捕され、未成年者1人も身柄を拘束された。負傷者は報告されていない。
 警察が行った電話の盗聴などによると、今回の事件にはPCCが関与している可能性が高く、現在は裏づけ作業が進められている。
 PCCは年間4億レアル以上を動かす大規模な犯罪組織で、国内外で勢力を拡大している。サンパウロ州以外で人数が多い州はパラナとセアラの2州だが、ミナス州にも1432人、北大河州にも798人など、構成員は増加の一途だ。
 同様の事件は他州でも起きる可能性があり、市警や軍警、消防に連警と各州保安局などが連携、警備体制を敷いている。

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