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東西南北

 本紙でもしばしば報じてきた刑務所暴動について、設備の老朽化や過密収容、軽度の犯罪者を重犯罪者と同じ場所に詰め込むなどの問題が指摘されている。18日にはラケル・ドッジ連邦検察庁長官が、「『刑務所問題』が政治的課題として扱われない。優先度が低くされている事が問題」と発言した。政治家が動かないのは、刑務所問題に取り組んでも得票に繋がり難いからだ。刑務所問題は治安回復にも直結する。有権者が政治家に働きかける事が重要だ。
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 盛り上がり不足が心配されたW杯サッカーだが、先週末からは旗や応援用のシャツなどの売り上げも伸びてきた。「開幕の週の始めから品物を仕入れて売り始めたけれど、14日(木)に開幕しても全然売れず。17日(日)のセレソン初戦と重なった週末からやっと売れ始めた。やはりブラジル人はギリギリまでその気にならないね」と応援グッズを路上で売る商人も安堵のため息。
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 高さ63メートル、横幅17メートルに及ぶセレソン応援旗が、サンパウロ市北部フレゲジア・ド・オーの集合住宅にかけられ、話題となっている。緑、黄色、青の布地にW杯トロフィーと5回の優勝を示す五つ星、ブラジルサッカー連盟のマークが描かれた巨大な旗は、23階建ての二つの棟の間に吊るされている。共同住宅の住民たちは、1998年のフランスW杯からこの巨大旗の企画を始めた。カンパを募って2万3千レアルを集め、旗だけでなく、大型スクリーンをレンタルしての観戦パーティーも企画しているとか。セレソンも金曜の次戦は、住民の思いに勝利で応えられるか?

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