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サッカーW杯=ブラジル人解説者もおかんむり=日本の戦い方を消極的と批判

日本は2戦目までに積み上げた勝ち点4がモノを言い、最終戦に敗れたがベスト16進出を決めた。(RFS/RU)

日本は2戦目までに積み上げた勝ち点4がモノを言い、最終戦に敗れたがベスト16進出を決めた。(RFS/RU)

 サッカー・ワールドカップ(W杯)第15日目、一次リーグ最終日となった28日、H組の日本はヴォルゴグラードでポーランドと対戦し、0対1で敗れたが、同時刻に行われたセネガル対コロンビア戦でコロンビアが1対0で勝利したことで、セネガルと勝ち点、得失点差、総得点が並び、「3試合通じて、よりイエローカードが少なかった」という珍しい規定でH組2位となり、2大会ぶりのベスト16入りを果たした。
 ポーランド戦での日本は、第1戦、第2戦で見せたような躍動感のある試合は見せられず、ブラジルのTV解説者は、「日本は1戦目、2戦目のような動きができていない」「引き分け狙いで消極的な試合」とこき下ろした。後半14分にポーランドに先制を許すと、「勝てるはずなのに消極的に戦ってしまった報い」と批判はエスカレートした。
 後半29分にコロンビアが先制し、「このまま日本がポーランドに0対1で負けても、セネガル対コロンビアのスコアが1対0のままで動かなければ、日本が2位」という状況になったため、日本は後半40分頃から攻撃する事を放棄し、後ろでボールを回し始めた。
 2連敗でこの試合を迎え、「最終戦でせめて1勝」の気持ちで戦っていたポーランドも、「それで勝てるなら」と、日本が後方で回すボールを追いかけず、スタジアムには大ブーイングがこだました。
 解説者の批判のトーンは頂点に達し、「恥知らずな行為。セネガル対コロンビアの結果はコントロールできない。いつセネガルが1対1に追いついて、日本が敗退になるかもしれないのに、なぜ日本は同点を目指さないのか?」とこき下ろした。
 結果的に、セネガル対コロンビア戦は1対0でコロンビアの勝利のままで終わり、日本のH組2位が決まったが、解説者はなお、「日本は素晴らしい国で人々も礼儀正しい。今大会初戦と2戦目の出来も良かったが、今日の試合はいただけない」と語った。
 他国からは共感を得られにくい戦い方だったが、初戦コロンビア戦、第2戦セネガル戦は堂々たる戦いで勝ち点4を確保していたし、クリーンに戦い、イエローカードを多く受けていなかったから、そして第3戦も、前の試合から中三日、気温35度という過酷な条件下で、ポーランド相手に(大差をつけられることなく)最後まで僅差の試合をしたから、日本に「あと10分、0対1のまま試合を終わらせればOK」という選択肢が残っただけと考えれば、誰に批判される筋合いの事でもないはず。
 ともかく、これで日本は決勝トーナメントでブラジルと同じブロックに入った。一回戦で日本がベルギーに勝ち、ブラジルがメキシコに勝てば、両者は準々決勝で激突する。
 まずはベルギー戦を突破して、ブラジル相手に堂々と渡り合い、「消極的」「恥知らず」と評したブラジル人解説者の鼻を明かすことはできるだろうか?   (規)

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