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東西南北

 ブラジルでは現在、大統領選に向けた党大会の真っ最中だ。次の日曜の5日までが開催期間だが、ほとんどの大統領候補はいまだに副候補が決まっていないのが現状だ。大型連立に成功したジェラウド・アウキミン氏は、たくさんの支援政党の中から誰を選ぶのかが注目されるし、少数政党の人気候補ジャイール・ボルソナロ氏やマリーナ・シウヴァ氏は誰を候補とするのか。また、ルーラ氏やシロ氏などの左翼は票をまとめるためにどのような戦略をとるのか。そうしたことがはっきりと見えてこない。おそらくは最終日の5日の直前にバタバタと決まりはじめると思うが、本当に今年の選挙は一寸先が読みにくい。
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 この秋の記録的な乾燥で、遂にカンタレイラ水系の水位が40%を割った。予報ではサンパウロ大都市圏では29~31日に雨が降ると見られており、昨日(30日)から少し降りはじめては来ているようだ。降水確率が最も高いと言われていた今日(31日)は果たして。天気予報大手の予想だと、この夏はエル・ニーニョ現象が起こる可能性が高い。そうなるとサンパウロ州を含むブラジル南東部は雨の恩恵を受けやすくなるというが、どうなるか。なんとかなってほしいところだが。
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 29日のサッカーの全国選手権でのサンパウロ州4強は、サンパウロがクルゼイロに2―0、パルメイラスがパラナに3―0、コリンチャンスがヴァスコに4―1といずれも快勝。順位を2位、6位、7位とし、好調を維持している。ただ、サントスはアメリカMGに0―1で破れ、降格の一歩手前の16位。新監督が南米一の実績のあるクッカ氏に代わってからの巻き返しを期待したいところ。

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