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《ブラジルサッカー》=久々好調のサンパウロFC=リーグ戦折り返し直前首位キープ

Sport x São Paulo – Brasileirão 2018 (Foto: Williams Aguiar/Sport Club do Recife)

 サッカーブラジル全国選手権1部(ブラジレイロン)で、名門サンパウロFCが好調だ。12日に行われた第18節、アウェイのスポルチ戦で3対1と勝利し、11勝5分2敗の勝ち点38で、17節に続いてトップを堅持した。

 サンパウロFCは、2006年から07年、08年3連覇を含む6回のブラジレイロン制覇、名将テレ・サンターナに率いられての1992、93年の2年連続クラブ世界一、2005年にも3度目の世界制覇を果たすなど、ブラジル国内でも屈指の実績を誇る名門だが、2012年のスダメリカーナ(S)杯を最後に優勝から見放されていた。

 近年は、同じサンパウロ市に本拠を置く、コリンチャンス(15、17年ブラジレイロン、17、18年サンパウロ州選手権制覇)や、パルメイラス(15年ブラジル杯、16年ブラジレイロン制覇)の栄光を、指をくわえてみているしかなかった上に、17年はブラジレイロンで低迷、あわや2部降格の惨劇を寸前で回避するのが精一杯だった。

 しかし、サンパウロ州選手権が行われていた今年の3月に、不振続きの前任監督を更迭し、サンパウロFCの選手としてもプレーした経験を持つウルグアイ人のディエゴ・アギーレを監督として迎えるとチーム状態は一転、4月に始まったブラジレイロンでは、全38節のリーグ戦の折り返しまで残り1節の段階で首位に立っている。

 チームを引っ張るのは今年新加入のベテランMFネネとFWのジエゴ・ソウザで、守備陣もボランチのウジソンに、エクアドル代表DFのアルボレーダが好調だ。

 ブラジルでは、シーズン初めの3カ月間は州選手権を行うため、全国選手権の日程が過密になる。ブラジル杯や、南米ナンバーワンを決めるリベルタドーレス(L)杯に出場しているチームは2カ月連続で一週間に2試合が続く事もざらだ。

 しかし、サンパウロFCは、ブラジル杯ではすでに敗退しているし、L杯よりも格の落ちるS杯にはまだ残っているものの、メディアやサポーターの間では「S杯は負けてもいいから、今年はブラジレイロンに戦力を集中」との声も聞かれ、ブラジル杯、L杯と並行して戦っている2位のフラメンゴや、他の上位勢グレミオ、パルメイラス、コリンチャンス、クルゼイロよりも日程面で有利だ。

 監督や選手たちも、「首位に浮かれず、目の前の試合を一つ一つ勝っていくだけ」との慎重姿勢を崩していない。果たして、12月には10年ぶりのブラジレイロン制覇はなるだろうか? 

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