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パラグアイ=ベニテス新大統領が就任=テメル大統領も式典に出席

就任式で演説するベニテス新大統領(右端)と南米諸国の首脳達(Cesar Itiberê/PR)

就任式で演説するベニテス新大統領(右端)と南米諸国の首脳達(Cesar Itiberê/PR)

 15日、パラグアイでマリオ・アブド・ベニテス新大統領の就任式が行われ、ブラジルからもテメル大統領が出席したと同日付ブラジル国内紙サイトが報じた。

 ベニテス大統領は4月の選挙で当選したが、得票率は46・49%で、42・73%を獲得したエフライン・アレグレ氏との得票差は僅か9万5千票余りだった。

 これもあり、就任式挨拶では、「成熟した民主主義は異なった意見を一つにする。私が目指すのは国民のためのパラグアイであり、国家と隣人、各自の考えを大切にするという原則に基づいて国を変える原動力は国民にある」と強調。「意見の相違は国を豊かにする。各々の考えを表明する事で各部門、各場面で交わす意見に幅が出る上、共通点を見出す事で前進するために必要な一致も得られる」とも語った。

 ベニテス大統領は当選後、最初の訪問地にブラジルを選んだ。6月の訪問では、テメル大統領と共にパラグアイとブラジルとの間の橋の建設などについて話し合った。

 この会談の実が、ブラジルのアロイジオ・ヌネス・フェレイラ外相が大統領就任式前夜(14日)に署名した、アパ川に架かる橋の建設に関する合意書だ。南マット・グロッソ州ポルト・ムチーニョ市とパラグアイのサンラザロ市を繋ぐ橋は、ブラジル中西部とパラグアイのコンセプシオン港、果てはアルゼンチンまでを結ぶ事を可能とする。

 14日には、建設開始のための合同委員会も設置され、ブラジルの輸送インフラ局(Dnit)が工事全般の監督役を務める事になった。工事開始日時や完成予定日、総工費などの詳細は、合同委員会でつめていく。

 テメル大統領はロドリゴ・マイア下院議長、エウニシオ・オリヴェイラ上院議長と共に参列する予定だったが、両院議長は私用でアルゼンチンを訪問する事になり、大統領のみの参列となった。

 現在のブラジルは副大統領不在のため、通常は下院議長、上院議長の順で大統領職を代行するが、選挙前半年間の大統領職代行者は10月の統一選に出馬出来なくなるため、今回もカルメン・ルシア最高裁長官が大統領代行を務める。4月以降、5度目の大統領職引継式は15日朝、ブラジリアの空軍基地で行われた。

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