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教育レベル調査=20年前の成績下回る高校生=7割が数学、ポ語で不十分

 ポルトガル語(以下ポ語)と数学の点数で生徒の習熟度を測定する基礎教育評価システム(Saeb)によると、高校生の7割は2教科共、学年相応の実力がついていない事が明らかになったと8月30、31日付現地紙、サイトが報じた。

 Saebでは隔年で、5年生と9年生(初等科)、高校(中等科)3年生の学力を測定しているが、2017年の試験での高校生の成績は1997年を下回った。

 1997年と2017年を例にすると、5年生のポ語の平均は187点から215点に向上したが、合格ラインの225点には届いていない。優秀とされた生徒は11・9%で、普通が48・8%、不十分が39・3%もいた。

 5年生の数学(算数)は平均が191点から224点に伸び、学年相応とされる200点を超えた。優秀は15・5%、普通が51・4%。不十分が約3分の1の33・1%いた。

 9年生のポ語は、250点が258点に向上したが、合格ラインの300点にはまだ程遠い。優秀は2・9%、普通は36・6%で、不十分は60・5%に増えた。

 数学は250点が258点に伸びたものの、学年相応の275点には達しなかった。こちらも、優秀4・5%、普通32・4%で、不十分が63・1%に増えている。

 高校3年のポ語は284点が268点に落ち、学年相当の350点が遠のいた。優秀1・6%、普通27・5%で、不十分70・9%だった。

 高校3年は数学も289点から270点に落ちており、合格ラインの300点から遠のいた。優秀4・5%、普通23・8%、不十分71・7%となっている。

 高校生は、ポ語、数学共、常に1997年の成績を下回っている。1995年の初回が290点だったポ語は、1度も初回を上回れずにいる。

 9年生のポ語は今回初めて、初回の256点を超えた。初等教育で識字教育を強化した事もあり、5年生は2011年に初回の188点を超えて以来、右肩上がりだ。

 数学は、9年生が2001年に初回の253点に追いつき、やや伸張。5年生は2007年に初回と97年の191点を超え、右肩上がりだ。

 高校生の成績は、節目の年以外の留年廃止や、進学者増加(現在の在籍者は79万人、88%は公立校に在籍)などで伸び悩んでいるようだ。

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