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《サンパウロ市》路上生活者が4年間で52%増加=1万6千人が2万4千人超に

 2019年に行われた動向調査によると、サンパウロ市の路上生活者は2万4344人で、4年前の調査時の1万6千人と比べ、52%も増えた事がわかった。

 過去の調査記録によると、1999年の路上生活者(路上に寝泊りする人と、夜は収容施設で宿泊するが昼間は路上で過ごす人の総計)は9千人だった。その後、2008年から2011年までは1万4千人で増減がなかったが、2015年は1万6千人に増えていた。

 19年の末に行われた調査によると、路上生活者の85%は男性で、平均年齢は41歳だった。また、1万1693人は市が用意した対応センターで宿泊しているが、1万2651人は路上で寝泊りしている事もわかった。

 路上生活者が最も多いのは市内中央部のモオッカ区で、収容施設で宿泊する路上生活者の場合、市内全域の33・73%に当たる3944人が同区にいる。路上で寝泊りしている人も含めた場合は、市内全域の路上生活者の約20%がモオッカ区役所の管内にいる事になるという。

 市役所によると、路上生活者となる背景には、不景気、失業、低所得、家庭内のいざこざやいさかい、家族や親族の死、健康状態、住宅事情(家を失ったなど)、人口流入や人口流出、刑務所や少年院から出たばかり、酒や薬物の常用などの諸要因があるという。

 ただ、路上生活者に寄り添った活動を行っているジュリオ・ランセロッチ神父によると、調査員達は路上生活者がどんな地域に広がっているかなど、具体的な動きや現状を掴んでいないため、動向調査は不充分で、実際の数はもっと多いはずだという。(1月30日付G1サイトより)

 

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