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《ブラジル》ポリオと麻疹の予防接種=実施率低い州では15日間延長

 ブラジル保健省が、ポリオ(急性灰白髄炎)と麻疹(はしか)の予防接種キャンペーンを9月14日まで延長する事を決めた。

 ポリオと麻疹の予防接種キャンペーンは、8月一杯で終了する予定だったが、実施率が目標の95%に届いた州が、アマパー、サンタカタリーナ、ペルナンブッコ、ロンドニア、エスピリトサント、セルジッペ、マラニョンの僅か七つだったため、延長となった。

 実施率が最も低いリオ州は1日のXデーを終えた段階で、ポリオの実施率が67・6%、麻疹は68・83%だ。リオ州以外でも、実施率が全国平均の88%を下回っているロライマ、パラー、ピアウイ、連邦直轄区、アクレ、リオ・グランデ・ド・スル、サンパウロ、アラゴアス、リオ・グランデ・ド・ノルテ、アマゾナスの各州は14日までキャンペーンを継続する。アマゾナス州の場合、麻疹の予防接種実施率は92・41%で、目標まであと少し。ポリオは87・66%だ。

 保健省は1日、予防接種実施率が目標に達していなかった州で予防接種キャンペーンを継続させたが、それでもまだ、1歳以上、5歳未満の子供用のワクチンが、2種類で計130万人分が残っているという。

 ポリオの予防接種は例年も8月に行われているが、麻疹と風疹、流行性耳下腺炎を組み合わせた3種混合(トゥリプリシ・ヴィタル)の接種は、ロライマ州とアマゾニア州での麻疹流行後、他州でも感染が報告されている事を受けて実施が決まった。

 現在までの麻疹による死者は、ロライマ州で3人、アマゾナス州で4人の計7人だ。死者の大半は子供だが、アマゾナス州での4人目の死者は、女性で44歳の保健医療従事者だ。関係者によると、彼女は幼少時に麻疹に感染した事があるものの、流行宣言後は、大人用のワクチンが不足していたため、予防接種を受けないまま、日常の業務などを行っていた。家族によると、彼女が感染したのは、兄弟の1人が麻疹にかかって看護をしていた時だったという。(3日付G1サイト、1日付アジェンシア・ブラジル、8月29日付G1サイトなどより)

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