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JHで和牛と泡盛を発信!=日本食店と連携、普及拡大狙う

様々な形で和牛が提供された

様々な形で和牛が提供された

 【既報関連】在聖総領事館と日本貿易振興機構(JETEO)サンパウロ事務所の共催で、日本食普及活動の一環として「和牛と泡盛の夕べ」が先月21日、ジャパン・ハウスで開催された。地元メディアや飲食店関係者ら100人近くが参加した。

 和牛は昨年に輸入解禁され、JETROが食品見本市などで普及活動を行ってきたが、当地では未流通。今回、サンキョーミート株式会社(本社=鹿児島県志布志市、楠本幸二社長)を通じて輸入された鹿児島県産和牛が、和牛寿司など様々な形で提供された。

 また、官民一体となって海外輸出を進める沖縄の泡盛を中心に、日本酒や芋焼酎も紹介。泡盛をカクテルのベースに使用し、カイピリーニャとしても提供された。

 泡盛の国内消費は減少傾向にあるが、沖縄の外国人観光客が6年連続で過去最高を更新しており、政府は海外販路拡大の余地があると見ている。17年度の約33キロリットルだった輸出量を22年までに3倍にする目標だ。

 JETROサンパウロ事務所は同日、今年10月に南米初店舗開店を計画する高級和食レストラン「まこと」、さらに酒小売店「酒蔵アデガ・デ・サケ」との協力覚書を締結。当地の市場における和牛や日本産アルコール飲料の更なる普及促進を図る狙いだ。

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