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イビウーナ文協創立70年祝う=約600人が節目を祝う=奨学舎記念碑の除幕式も

70周年を祝いケーキカット

70周年を祝いケーキカット

 聖南西地区のイビウーナ文化体育協会(CCEI、前田博文会長)が、『イビウーナ文化体育協会創立70周年並びにブラジル日本移民110周年記念式典』を14日午前から同会館で開催した。式典には地元日系人や文協関係者ら約600人が参加し、節目の日を祝った。また、新たに建立された記念碑の除幕式も行なわれた。

 浄土宗イビウーナ日伯寺の桜井聡開教師により開拓先没者慰霊祭が執り行なわれ、出席者は献花に並んだ。その後、前田会長とイビウーナ日本語学校を代表し青柳ゆみさんが追悼文を朗読した。
 式典では前田会長、ジョアン・ベネディクト・デ・メロ・ネト市長、山村敏明聖南西文化体育連盟会長ら招待者が登壇した。
 挨拶に立った前田会長は会の歴史を振り返り、「70年間で日本語学校から巣立った子弟は約1500人、あらゆる分野で素晴らしい活躍を見せており、大きな誇り。今日の節目を迎え、今後ますます発展の道を辿るべく、決意を新たにしたい」と語り、出席者や会員に感謝を述べた。
 その後、元会長や特別功労者、永年勤続教師、部門別功労者、永年勤続職員、85歳以上の高齢者、元役員経験者など約140人に表彰状と記念品が授与された。
 また、メロ市長、山村会長が祝辞を述べ、受賞者代表として農村クラブの川上公三さんが感謝を述べた。
 閉会後、会館前の記念碑に移動し、前田会長、山村会長、メロ市長、日語学校生徒2人により、「奨学舎を偲んで」と記された70周年記念碑の除幕が行なわれた。
 祝賀会では70のロウソクを立てたケーキカットが行なわれたほか、内村久雄元会長が乾杯の音頭を取り懇親の場となった。
 参加した小嶋アナさん(48、二世)は「当地も世代交代が進むが、10年ごとの節目は子弟らに継ぐ意識作りができる大事なイベント。10、20年後も続けてほしい」と発展を期待した。
 高齢者表彰を受けた荻野博さん(66、二世)は「僕も文協で勉強したので感謝している。今は運動部などの活動が盛ん。今後も続いてくれることを願う」と語った。
 イビウーナ市には1932年から日本人が入植し、38年にコチア産業組合の統制部落が発足。42年に「共同出荷組合」が創立され、その4年後に日本語学校、裁縫学校、寄宿制度が立案され、48年に実際に奨学舎(現イビウーナ日本語学校)が設立された。
 そのときにCCEIの母体である父兄会も発足。56年に奨学舎の運営が父兄会に移管され、同会はイビウーナ文化協会に改名された。その後81年に文協会館が落成され、2014年にイビウーナ文化体育協会となった。現在は30人の生徒が在籍し、日本語を学んでいる。


□関連コラム□大耳小耳

 イビウーナ文化体育協会の式典では「文協の活動をいかに次世代に繋ぐか」といった声も聞かれた。元文協会長の碁石博文さん(67、新潟県佐渡島)は式典会場を見回し、「次世代に繋げるためにも若い人の参加を増やさなければ」と気を引き締めていた。また、聖南西の各文協を回る日本語教師の手嶋香織さん(茨城県)は、「今の日本で三世代集まる場所はあまりない。子供達が祖父母や父母の背中を見て育っており、絆を感じる」とも。同文協はスポーツや太鼓、カラオケなどの活動も盛んで若者の参加も多い。碁石元会長によると「聖南西の銀座通り」とも呼ばれ、同地域で一目置かれる大きな日系社会となっているそう。今後も聖南西日系社会を盛り上げて欲しいところ。

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