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東西南北

 6日、米国で中間選挙が行われ、上院は共和党が過半数を保ったが、下院は民主党が8年ぶりに過半数を獲得した。今回の選挙は、トランプ大統領がボウソナロ氏と比較されることが多い人であるがゆえ、ブラジル在住者としても気になるところ。そこまで「変革」を感じさせるものでもなかったが、これまでのような「共和党圧倒優位」というわけでもなくなった意味ではやはり大きい。トランプ氏へのあてつけであるかのように、今回の民主党の当選下議に女性や先住民、イスラム教徒、同性愛者などが多かったことも気になる点だ。ブラジルだと大統領選の2年後は全国市長選にあたるが、ブラジルでも似たような影響があるかも。
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 先日付本面で、ジョアン・ドリア次期サンパウロ州知事がジルベルト・カサビ元サンパウロ市市長を州の局長に選んだことを報じたが、6日はさらに、ロッシエリ・ソアレス・ダ・シウヴァ現教育相を教育局長に、セルジオ・サー・レイトン現文化相を文化局長に指名。これで、現科学技術相のカサビ氏を含め、現テメル政権の閣僚を3人指名したことになる。ドリア氏は以前、テメル氏と接触し、同氏の民主運動からの大統領選出馬も噂されたが、好みが似ているのか?
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 5日、サンパウロ市西部リオ・ペケーノで、10月2日から行方不明になっていたマルシア・マルチンス・ミランダさん(41)の遺体が埋葬されていたのが見つかった。市警は彼女の義父と義母を殺害容疑で逮捕した。調べによると、この夫婦の息子はマルシアさんと離婚調停中で、夫婦は孫を自分の子供として育てたいと望んでいたという。

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