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エドアルド=凱旋公演に360人が熱狂!=股旅姿で日本魂を歌い上げる=目指すは2020年NHK紅白

股旅姿で喝采をさらった

股旅姿で喝采をさらった

 「ただいま~! 1万8千キロ離れたブラジルへ、日本の魂を歌いにきた男・エドアルドが2年振りに帰って参りました」――光沢ある黒いジャケット姿で伯人演歌歌手・エドアルド(34)が颯爽と舞台に登壇すると、「おかえり~」と大きな声援が上がった。先月30日夜、文協多目的ホールで催されたディナーショー。16年12月に日本有線大賞新人賞に輝いて以来、2年振りとなる凱旋帰国を果たしたエドアルドに観客は熱狂、一連のブラジル日本移民110周年記念行事の大取りをしっかりと努めた。

 「110周年記念の節目のイベントにお招き頂き、心より厚く御礼申し上げます」。流暢な日本語で挨拶したエドアルドは「日本だとエドアルドだと憶えてもらえず、エドちゃんと呼んでもらっています。マクドナルド、エクアドルと間違えられるので、こちらでもエドちゃんと呼んで」と茶目っ気たっぷりに話すと、観客の心をグッと引き寄せた。
 幕開けすると、エドアルドは直ぐさま客席に下りて隈なく歩き、観客一人一人に握手や抱擁で応じ、あっという間に会場との一体感を醸しだした。5歳の時にふと聞いて感動したという『浪花節だよ人生は』では、サビの部分で「浪花節だよ女の女の~」と歌うと、「エドちゃん!」と合いの手が上がった。
 続いて、自分の曲である『来し方の宿』、美空ひばりの名曲『愛燦燦』等を披露。衣装換えのため一旦退場し、股旅姿で再登場すると会場の熱気は最高潮に。「股旅姿は似合っていますか?」と会場に問いかけると喝采となった。
 デビュー曲『母きずな』に寄せて、伯人の実母、日系人の養母の存在に触れ、「日本人の血は流れていないが、日本への愛は誰にも負けない。これからもこの気持ちを持ち続けて日本で頑張ります」と語りかけ、情感たっぷりと歌い上げた。
 日本歌謡界で心の旅を続ける等身大の自分を歌った新曲『じょんがらひとり旅』に続け、『歌は私の人生』を熱唱。11歳の時、文協大講堂のカラオケ大会の初舞台で歌った思い出の曲。「歌とともにある人生は幸せ」と締め括った。
 最後に「自分が目指す場所はNHK紅白歌合戦。その舞台に立つ日を夢見て、頑張って参ります。地球の反対側から、皆さんのパワーを届けてください」と呼びかけるとアンコールが沸き起こり、新曲を再び熱唱し、聴衆の心を奮わせた。
 エドアルドを育て上げた恩師・北川朗久氏は「日本で苦労を積んで、一回り成長し、完全に日本人となって帰ってきた。皆に好かれるエドアルドになって、最高に嬉しい」と凱旋公演の成功を喜んだ。


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 エドアルドの衣装換えの間に、舞台を繋いだコロニア歌手の平田ジョエ。94年にNHK喉自慢大会決戦で歌い上げ、グランドチャンピョンに輝いた曲『シャイニング・オン君が悲しい』を当時の大会映像を背景にして熱唱。全伯各地で今年のブラジル日本移民110周年を盛り上げ、動画サイトユーチューブで再生回数100万回以上を越えた『ありがとうブラジル』を歌い上げ、いよいよ記念曲もこれで聞き納めとなった。
      ◎
 エドアルド特別公演の感想を審査員の菊地マリザさん(77、二世)に聞くと、「日本に行く前のエドアルドは体重140キロもあったのよ。あの頃から歌はうまかったけど『体型があれじゃ、プロデビューは難しいじゃないか』って噂していたわ。『相撲をとりに日本に行くのか』って冗談で言われたくらい。でも彼は本気だった。だから、痩せて歌もうまくなって、日本語もすごく上手になった。彼は日本で本物になった」と心底感心した様子で語った。

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