5日頃から、ジャイール・ボルソナロ次期大統領の長男で次期上議のフラヴィオ氏がリオ州議として雇っていた職員のうち、中心人物ともいえる元運転手が、疑惑の金銭授受を行っていた可能性が取り沙汰されている。さらに、同運転手がボルソナロ氏のミシェル夫人へ疑惑の小切手支払を行っていたことも判明した。6~8日付現地紙などが報じている。
まずフラヴィオ氏だが、金融活動管理審議会(COAF)の報告書では、同氏がリオ州議として雇っていた運転手兼警備員で軍警のファブリシオ・ジョゼ・カルロス・デ・ケイロス氏が、2016年1月から17年1月までに、フラヴィオ氏の側近に当たる人物7人とのやり取りも含め、約120万レアルもの金を動かしていたことが指摘されている。