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ジョアン・デ・デウス=告発者は既に200人以上=数の上でアブデルマッシ凌ぐ?

告発報道後、初めて公の場に姿を現したジョアン・デ・デウス氏(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

告発報道後、初めて公の場に姿を現したジョアン・デ・デウス氏(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 【既報関連】ブラジル中西部のゴイアス州アバジアニア市で心霊治療などを行っている「ジョアン・デ・デウス」こと、ジョアン・テイシェイラ・デ・ファリア氏(76)を、診察行為中の性的暴行で告発する人は国内外で200人を超えたと12日付現地紙、サイトが報じた。
 8日のテレビ報道は30~40歳の女性13人の証言のみだったが、ゴイアス州検察局開設の同氏告発用のメールなどには、2日間で200件超の告発が寄せられた。
 その中には、診療中は白い衣服でとの規則を理由に、13歳の時、着用していた黒いズボンを脱がされた上で体に触れられ、同氏の性器に触れる事も強要された女性がいる。キスした事もない無垢な少女はショックで身動き出来なくなったが、同氏は「大丈夫。君はこれで浄化された」と言ったという。彼女はこの事件後にうつ病が悪化し、自殺も考えた。現在も精神科などの治療を頻繁に受けている。
 また、19歳の時に治療を受けて以来、行く度に服を脱がされ、体に触られて泣き通したが、来なければ親族を殺すと脅された女性もいる。
 11日までの告発は、連邦直轄区、サンパウロ州、リオ・グランデ・ド・スル州、ゴイアス州、リオ・デ・ジャネイロ州、ミナス州、ペルナンブコ州、エスピリトサント州、パラナ州、マット・グロッソ・ド・スル州からで、米国やカナダ在住者からの告発もある。数の上では、過去最悪の性犯罪で断罪されたロジェル・アブデルマッシ元医師を凌ぎうる。
 同氏や広報担当者は嫌疑を否定。週末は旅行中としていた同氏は、報道後初の診療活動日となる12日朝9時半頃、やっと施設に姿を現した。
 施設の前には報道関係者や信奉者らが大挙していたため、白い服を着た人が人垣を作り、群集から同氏を遠ざけたが、同氏は10分程で体調不調を訴え、帰宅した。体調が許せば、13日は通常通り診療を行うという。
 診療施設利用者(水~金曜)は1日3千~5千人とされ、アバジアニア市は、同氏を慕い、集まる人や観光客で潤っている。8日の報道後は宿泊予約のキャンセルなども起きており、1万2千人の同市住民は、無実を信じる人と町の存続を危ぶむ人とに分かれている。

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