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NHKがブラジル音楽に特化した特別番組=小野リサ、ヤマンドゥ・コスタ、ギンガ

8月にサンパウロで収録された名演奏の様子(公式ホームページより)

8月にサンパウロで収録された名演奏の様子(公式ホームページより)

 日本で12月からスタートした、いわゆるスーパーハイビジョンの4K放送。視聴のために別売のチューナーを購入する必要があるなど、一般家庭に普及に時間がかかりそうだが、政府は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに普及を図る方針なのだそう。鮮明で、臨場感あふれる映像と音響とが楽しめる新しいテレビ放送だ。
 その放送開始に伴い、NHKがブラジル音楽に特化した3回(各回90分)にわたるシリーズの特別番組『Sound Of Brazil(サウンド・オブ・ブラジル)』を制作した。4Kチャンネルではすでに放送されたが1月に再放送も予定されている。
 NHK BSプレミアムでは12月24日の深夜より三夜連続で放送される。放送予定(すべて日本時間)は以下の通り。
《24日》深夜24:45より「小野リサ 〜ボサノバ60年・ジョビンの世界〜」
《25日》深夜24:45より「ヤマンドゥ・コスタ 〜新世代ブラジル・ギターの芸術〜」
《26日》深夜24:45より「ギンガ 〜ブラジル音楽の原風景 そして未来〜」。(詳細はホームページを参照:http://www4.nhk.or.jp/P5115/

 小野リサの回では、ボサノバ60年の歴史とともに、ボサノバの父と呼ばれる、作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンがたくさんの時間を過ごした別荘を訪れるなど、美しいリオ・デ・ジャネイロの風景を紹介。

8月にサンパウロで収録された名演奏の様子(公式ホームページより)

8月にサンパウロで収録された名演奏の様子(公式ホームページより)

 唯一無二の天才ギター奏者と評されるヤマンドゥ・コスタの回では、ギターを作る職人を訪ね、ブラジルのギター世界もたっぷりと紹介。
 現在のブラジルで「もっとも重要な作曲家のひとり」とも評されるギンガは、彼の音楽世界の魅力をその美しい包容力のある歌声で表現する女性歌手、モニカ・サウマーゾとともに紹介され、小野リサのナビゲーションもまじえて、豊かな音楽を育んできたブラジルの魅力や、「サンバ」「ショーロ」といった歴史のあるポピュラー音楽の背景にも迫っている。
 各回、8月にサンパウロで収録されたそれぞれの名演奏にくわえて貴重なインタビューや現地取材の音楽紀行がともに紹介され、これまでにない多面的なブラジル音楽が紹介される。

8月にサンパウロで収録された名演奏の様子(公式ホームページより)

8月にサンパウロで収録された名演奏の様子(公式ホームページより)

 番組に登場する、ギンガとモニカ・サウマーゾは、2019年4月に日本での公演が決定している。訪日を記念し、ブラジル音楽の良き理解者であり続けてきた日本の音楽ファンの手によって、日本でアルバムを録音・政策への協力を呼びかけたクラウドファンディングが実施されている。
 実現すれば、音楽ファンが協力し合って、自分たちが望む良心的なブラジル音楽作品を製作した初の事例となる。公演およびクラウドファンディングの詳細、問い合わせは、公式ホームページ(https://shalala.co.jp/gemq/)を参照。(宮ヶ迫ナンシー理沙=通信)

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