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東西南北

 9日付本面で、ボウソナロ大統領が圧力をかけた形で、国立再生可能天然資源環境院(IBAMA)のスエリ・アラウージョ院長が辞任したという話を書いたが、そのIBAMAが9日、2012年に自然保護区で釣りを行ったことでボウソナロ大統領に課していた罰金1万レアルを帳消しにした。IBAMAは、この件に関して国家総弁護庁(AGU)が出した見解に基づいて帳消しにしたと説明しているが、AGUの環境部門担当捜査員エドゥアルド・フォルトゥナート・ビム氏は、次のIBAMAの院長になることが有力視されている。この件は、このまま何事もなく終わるのだろうか。
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 「学校が何の疑問もなく進化論を教え続けるので、教会が場を失いつつある」と発言したダマレス・アウヴェス人権相に対し、マルコス・ポンテス科学技術相が10日、「科学と宗教を混同していただいては困る」と反論した。ダマレス氏と言えば、つい先日、「男の子は青、女の子はピンクの服を着る時代がやってくる」と発言して物議を醸したばかり。本人は福音派の気持ちを代弁しているつもりなのかもしれないが、こうした衝突はいつまで続く?
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 ボリビアの連邦議会で今、リオ州の州議員の発言が人種差別だとして問題となっている。その政治家とはボウソナロ大統領の社会自由党所属のロドリゴ・アモリン氏で、先日、リオ州の先住民保護区を指し、「あんなところはゴミだめだ。先住民なんてボリビアにでも行けばいいんだ」との発言を行っている。地方議員とて、国際的な認識は必要なのでは。

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