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東西南北

 大サンパウロ市都市圏のマウアー市で3日夜、医療プログラム「マイス・メジコス」でキューバから派遣され、結婚してブラジルで生活していたライディス・ソーザ・ウジョアさん(37)が、警備員の夫(45)に殺害される事件が起きた。ダイウトン・フェレイラ容疑者は2人が暮らしていた家の中で、ライディスさんをドライバーで10回ほど刺して刺殺。その後に遺体をリベイロン・ピーレスに隠したが、逮捕された。同容疑者は、ライディスさんが処方した薬を飲みはじめて以来、「体調がおかしくなり、犯行時には、殺害を命令する声が頭の中で聞こえた」などと語っている。
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 1月29日にサンパウロ市の15号線ジャルジム・プラナウト駅で起きたモノレール車両の衝突事故に関して、「機械の誤作動によるものではなく、人為的ミスによるもの」との説明を、サンパウロ州メトロ公社は5日に行った。同駅に停車していた「M22号」車両の新システムCBTC(列車の運行と制御を行う信号保安システム)が人為的ミスにより、切られていたという。だから、後ろから来たM23号が気付かずに衝突したという。メトロ側は「より厳重な管理体制見直しをする」と謝罪。メトロ従業員組合のアレックス・サンタナ氏は「旧システムATCのときは、そんな異常があればすぐに車両が自動停止になっていた」と批判。さて誰に責任?
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 サッカーは州選手権のみならず、5日からは南米一を争うリベルタドーレス杯もはじまった。現在は、まだいくつか未決定の枠が残っているグループ・リーグへの進出枠をめぐっての予選が行なわれているが、ブラジル勢ではアトレチコ・ミネイロとサンパウロが予選に参加。ミネイロは5日の初戦で引き分けたが、サンパウロは果たして?

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