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東西南北

 3月1日に急逝したルーラ元大統領の孫、アルトゥールちゃん(享年7)の死亡原因が、当初発表された「髄膜炎」によるものではないことが判明した。このことは、アルトゥールちゃんの家族が住んでいるサンパウロ大都市圏サントアンドレ市の市役所が1日に、サンパウロ市の医療機関の意見書を正式に発表したことによって明らかにされた。意見書によると、本当の死因は「ブドウ球菌」という、主に皮膚に見られるバクテリアが臓器に入りこんで引き起こした体内感染だという。医師の見解では、バクテリアで人が死に至るケースは稀だが、逆に予防接種が存在しない類のものだという。どのような形でバクテリアに感染したのかはわからないが、今後、同じような病気にかかった子供が出た場合の参考になれば。

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 2日にリオ市中央部ではじまった「ラテン・アメリカ武器・防御国際見本市(LAAD)」の会場から、開場直前に銃1丁が盗まれた。盗まれたのは9ミリ口径のピストルで、市場価格にして1700レアル(400ユーロ)相当のものだったという。この銃はイタリアの銃製造会社BDT社の商品展示棚に置いてあったが、幸いにして部品の一部が取り外されており、発砲はできない状態になっていたとか。人騒がせな話だ。

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 2日のサッカーのリベルタドーレス杯。パルメイラスは敵地アルゼンチンでの強豪サンロレンソ戦を0―1で落とし、グループ・リーグ2勝1敗となった。一方、クリチーバでは、アトレチコ・パラナエンセが、毎度優勝候補のアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニオルスに3―0で圧勝する金星をあげ、話題をさらっている。

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