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リオ市=工事現場から3万点?=皇帝時代の品が続々出現

動物園内で発掘されたタイルの床の一部(Tomaz Silva/Agência Brasil)

 リオ市北部のキンタ・ダ・ボア・ヴィスタで、リオ動物園近代化工事の現場から、皇帝時代の皿やカップなどの食器類、ナイフやフォークなどのカトラリー類、蹄鉄類、軍服などに使われた、帝国の紋章がついたボタンやブローチなど、総計3万点を超える品々が見つかった。

 発見された品々は、19世紀後半から20世紀初頭までのもので、皇帝一家が同地区に住んでいた頃の事を伝える、貴重な品といえる。

 発見現場は、19世紀半ばに皇帝の宮殿に仕えていた侍従などが住んでいた地区に当たり、その当時の品が大半だが、発見物の中には、皇帝から贈られたと思しき、高級な磁器製品なども含まれている。なお、この場所は、共和国宣言後は軍の兵舎としても使われた。

 発見された品の一部は、改修工事後のリオ動物園内でも展示される予定だ。展示場所は、かつての動物園の本部で、その昔は皇帝の宮殿で働く技能労働者養成施設として使われていた建物だ。この建物の周りには、霊長類や熊、水生動物用の施設も造られ、新しい動物園の見学ルートの一部に組み込まれる。

 キンタ・ダ・ボア・ヴィスタでの動物園建設計画書は1910年に記されたが、構想そのものはもっと古いものらしく、それ以前に発行された新聞にも動物園についての言及があるという。

 リオ動物園の一部は、現在も週末のみに限定して公開されているが、動物園全体の近代化工事が終わり、正式に再開されるのは今年末か来年1月の予定だ。園内の展示会場もそれまでに整備される事になっている。

 なお、動物園内で展示される品以外は、昨年の火災で所蔵品の多くを焼失した国立博物館に収められる予定だ。国立博物館は1822~1889年に、ポルトガルから来た王家の人や、皇帝のドン・ペドロ一世、同二世が住んだ宮殿だった。

 なお、リオ動物園内の発掘作業は、国立歴史美術遺産院(Iphan)の指導の下で行われている。(5日付アジェンシア・ブラジル、同G1サイトより)

 

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