ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》ボウソナロ大統領=「陸軍は人を殺していない」=リオでの80発誤射事件で

《ブラジル》ボウソナロ大統領=「陸軍は人を殺していない」=リオでの80発誤射事件で

 12日、ボウソナロ大統領は、7日にリオで起きた、陸軍兵の誤認で80発の銃弾を受けた一般市民が亡くなった件に言及し、「陸軍は人を殺してなどいない」と、陸軍兵を擁護する発言を行った。12日付現地紙が報じている。
 ボウソナロ大統領の発言は、アマパー州のマカパー空港落成式の際に、取材陣に答えたものだ。
 この事件では、音楽家のエヴァウド・ドス・サントス・ローザさん(51)が、車を運転中に陸軍兵にマシンガンで80発以上を撃ち込まれ(内3発が背中に命中)、亡くなった。また、同乗していた義父と、彼らを助けようとした通行人が負傷した。同件では陸軍兵10人が逮捕され、9人はまだ拘置中だ。
 これに対し、5日遅れでの反応となった大統領は、「正直な一般市民が亡くなったのは嘆かわしい。誰に責任があるのかは明らかにされないと」としながらも、「陸軍兵は誰も殺していない。陸軍兵は市民であり、誰も市民を人殺し扱いにはできない。あれは偶発的な事故だ」として、自身も所属していた陸軍の兵士を擁護した。
 同件は、陸軍兵が誰何や車内の点検もせずに銃撃を開始したことや、市警ではなく、軍検察と軍裁判所が事件を扱うことなどで、国民の間で軍に対する強い批判が沸き起こっている。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《ブラジル》陸軍中佐を銃横流し容疑で逮捕=射撃クラブに陸軍名義の銃5丁2019年4月26日 《ブラジル》陸軍中佐を銃横流し容疑で逮捕=射撃クラブに陸軍名義の銃5丁  リオ州とエスピリトサント州でスポーツ射撃用途の銃の流通管理、監査を担当していたアレッシャンドレ・デ・アウメイダ陸軍中佐が23日、銃を射撃クラブに横流ししていた疑いで逮捕されたと、25日付現地紙サイトが報じた。  同中佐の逮捕は、陸軍東方軍司令部と陸軍広報センターも確認してい […]
  • サンパウロ市=昨年の車両盗難は4万台超=多くが東部地区で発生2019年4月24日 サンパウロ市=昨年の車両盗難は4万台超=多くが東部地区で発生  学究機関アルバレス・ペンテアード財団(FECAP)によると、昨年サンパウロ市内で発生した車両盗難事件の多くは同市東部で起こっていたことがわかった。23日付現地紙が報じた。  サンパウロ市内の地域別車両盗難件数上位10区には、1位のサンマテウス(855件)、2位のサポペンバ( […]
  • 《ブラジル》最高裁が「ゲイ治療」の許可覆す=精神学会でも禁止の行為2019年4月26日 《ブラジル》最高裁が「ゲイ治療」の許可覆す=精神学会でも禁止の行為  24日、最高裁のカルメン・ルシア判事が、連邦直轄区地裁の出した、同性愛者を異性愛者に矯正するよう治療する「クラ・ゲイ(ゲイ治療の意)」の診療許可を覆した。25日付現地紙が報じている。  カルメン判事の判断は、連邦精神医学審議会の訴えに応えたものだ。  連邦直轄区地裁のヴァ […]
  • サンパウロ州で初の性転換警察官=女性としての配属から3年かけて男性に2019年4月19日 サンパウロ州で初の性転換警察官=女性としての配属から3年かけて男性に  サンパウロ州で、180年を超える同州の警察組織史上はじめて、性転換を遂げた軍警が誕生し、話題を呼んでいる。  エマノエル・エンリケ・ルナルディ・フェレイラさん(24)は、2015年にサンパウロ州イトゥヴェラーヴァに女性軍警として配属された。当時の名前は「エマノエリー」だった […]
  • サンパウロ市=15号モノレール線の工事再開=ドリアが来年4駅開通約束2019年4月24日 サンパウロ市=15号モノレール線の工事再開=ドリアが来年4駅開通約束  ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は22日、来年1月にサンパウロ市のモノレール線(15号線)に四つの駅を開通させると宣言した。23日付現地紙が報じている。  開通予定の4駅とは、ジャルジン・プラナウト、サポペンバ、ファゼンダ・ダ・ジュッタ、サンマテウスだ。いずれもサンパウロ […]