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《ブラジル》先住民代表らがボウソナロ大統領と会談=農業開発や採掘の許可を要求

先住民たちと握手するボウソナロ大統領(大統領府PR)

先住民たちと握手するボウソナロ大統領(大統領府PR)

 ボウソナロ大統領(社会自由党・PSL)は17日、先住民(インジオ)の代表者たちと出演した動画をフェイスブックで生配信し、先住民が保護区内で鉱物採掘や農業を行うことを奨励したと、17、18日付現地紙・サイトが報じた。
 大統領は、パレシス、マクシ、スクル、ヤノマミの各部族の代表者の訪問を受けた。彼らは伝統的な保護区(居住区)を開発し、経済活動を行う権利を与えてくれと要求している。
 この会談は土地利用問題担当特別局長のナバン・ガルシア氏が設定したもので、シコ・ロドリゲス上院議員(民主党・DEM)も参加した。
 大統領は「インジオが居住地で自主権を行使することを保障するために必要なことは全て、政府として取り組む。インジオが望むなら、保護区の開発権も認めるべき」と語った。
 同大統領はさらに、「ロライマ州には極めて豊かな地下資源が眠っており、インジオは当然、それらを利用する権利を持っている。豊かな土地に住みながら、貧しいままでいなければならない理由はない」とした。
 インジオの代表者の一人、アルナウド・パレシス氏は動画の冒頭で、「我々は、環境に配慮しつつ、保護区内での農業活動や鉱物採掘活動を行うことを望んでいる。これは生活の質向上のためだ。そうすれば、食料も確保できるし、雇用不足の解決にもなる」とし、農業活動許可を求めるインジオの声を代表した。
 アベル・マクシ氏も、「農業を行いたい、作物を植えたいと願っていても政府の支援を得られないインジオの声を届けるためにやってきた」とし、保護区内での農業や鉱物採掘が禁じられているために、インジオが貧困から抜け出せないでいる現状を訴えた。
 ボウソナロ大統領は保護区開発に反対する非政府団体(NGO)を批判し、インジオの生活に政府が介入すべきではないと述べた後、「国民の願いに沿って動くのが大統領であるように、インジオの願いに沿って動くのが国立インジオ保護財団(FUNAI)だ。さもなくば、同財団幹部を一掃する」と発言した。
 ブラジル憲法第231条には、「インジオ保護区の鉱物採掘活動には連邦議会の許可と保護区に住むインジオの同意が必要」「伝統的な保護区はインジオに帰属し、地下や河川、湖の資源も含めた富は彼らが独占権を有する」と書かれている。
 ボウソナロ大統領は、必要ならば、インジオに保護区内での農業や鉱物採掘を認めるための法案を議会に提出することも約束した。
 ボウソナロ大統領は、自然保護よりも経済開発を優先したいという思惑と、豊かな土地、豊かな地下資源を利用して富を得たいとするインジオの思惑が一致しただけなのに、「環境保護ばかり主張する、酷いブラジル人と国際NGOに、奴隷のように扱われているインジオを解放する」と発言した。

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