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リオデジャネイロ州=泥棒のせいで燃料漏れ=少女ら火傷、住民避難

燃料漏れが起きた現場(Divulgação/Prefeitura de Duque de Caxias)

燃料漏れが起きた現場(Divulgação/Prefeitura de Duque de Caxias)

 リオ州バイシャーダ・フルミネンセで26日未明、精製済みの燃料を輸送する管に穴が開いて燃料が漏れ、住民を緊急避難させなければならない状況が発生、負傷者も出る騒ぎが起きたと同日付現地紙サイトが報じた。
 燃料漏れが起きたのはドゥッキ・デ・カシアス市カピヴァリ地区で、強い臭気や爆発の危険性があるため、半径1キロ以内に住む住民に避難命令が出た。
 ペトロブラス社傘下で燃料輸送を担当するトランスペトロ社によると、燃料漏れは、何者かが輸送管に穴を開け、ホースを繋いで燃料を盗もうとして起きたという。
 輸送管に穴が開けられたのは午前1時頃と見られ、1時50分頃、消防に通報が入った。
 燃料漏れはホースを外した際に起き、放置されたホースに残っていた燃料と漏れた燃料が地面に染み込み、強い臭気が漂い始めたために事態が発覚。気化した燃料を吸い込んで吐き気をもよおした人や、燃料に触れて火傷をした人達が出た。
 消防によると、燃料漏れは午前中にコントロールされたが、地面に染み込んだ燃料が何らかの理由で引火して爆発が起きたり、気化した燃料を吸い込んで中毒症状を起こしたりする可能性があるという。
 近隣住民には直ちに避難が命じられ、トランスペトロ職員らは午前11時までに輸送管の穴を塞ぐ作業を終えたが、漏れた燃料の除去や中和が必要だ。
 燃料漏れに伴う負傷者は少なくとも5人。内2人は軽症だったが、気化した燃料を吸い込んで気絶し、燃料溜まりに倒れた状態で発見された9歳女児、燃料漏れを起こしている穴を塞ぐ作業中に燃料が溜まった穴にはまり、火傷したトランスペトロ職員、地域住民(男性)の3人が入院加療中だ。9歳女児は重体で、手術も受けた。
 今回の事件で漏れた燃料はエタノールを混ぜる前の純粋なA型ガソリンで、市場では売買出来ない。A型ガソリンは臭気が非常に強い上、トランスペトロ職員らが使ったゴム製の手袋も溶かすほど強力で、直接触れれば火傷する。
 リオ州の電力会社ライトは危険回避のため、周辺家屋への送電を中止。州立環境研究所も、土壌汚染のリスクと近隣住民への健康被害についての調査や評価を行うため、技術者達を派遣した。

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