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東西南北

 サンパウロ市交通局(CET)が発表した最新の資料によると、同市では、2018年の交通事故による死者が、2014年以来、4年ぶりに増加したという。サンパウロ市での交通事故死は14年に1249人を記録して以降、毎年減少し、17年は797人まで落ちていたが、18年は849人に増えた。最も死者の多かったのはバイク運転手の366人で、2位の歩行者(349人)と共に4年ぶりの上昇に転じたのが響いた。サンパウロ市では、ジョアン・ドリア前市長が就任早々の17年1月に、その前の市長のフェルナンド・ハダジ氏が設定したスピード制限を緩めていたが、その反動が出た形となってしまったか。コーヴァス現市長はどう対策する?
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 サンパウロ州検察局は22日、市立チデ・セツバル病院が、有効期限が切れた避妊薬を処方していた件について捜査を行うと発表した。この件は、市東部サンミゲル・パウリスタにあるこの病院が7人の女性(そのうち1人は15歳の未成年)に対し、期限切れの避妊薬を処方していたもので、20日にサンパウロ市も病院の行った過失を正式に認めていた。処方された女性に体の異常などが起きないこと、同様の過失が繰り返されないことを願いたい。
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 22日に行われたサッカーのブラジル杯ベスト16で、パルメイラスは敵地マラニョン州での無名チーム、サンパイオ・コレアとの一戦で苦戦を強いられたが、1―0で勝利。一方、サンパウロは本拠地モルンビでの対バイア戦で振るわず、0―1で敗れた。両カード共に、第2試合は来週行われるが、サンパウロの巻き返しに期待したい。

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