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ブラジル日系協会=改元記念祝賀会に200人=「エンペラドール、ビーバ!」

万歳三唱する参加者ら

万歳三唱する参加者ら

 ブラジル日系協会(京野吉男会長)は18日昼過ぎからサンパウロ市サンタナ区のサンパウロ空軍公園の施設で「改元記念祝賀会」を開催し、約200人が出席した。ブラジル日系協会は、陸軍予備役大佐の京野会長が創設し、講演会の開催やスポーツでの交流などの活動を行っている。
 会場の壁には日ブラジル国旗、皇室の系図や写真なども飾られた。
当日は野口泰在聖総領事、ルイス・エドアルド・ラモス・バチスタ・ペレイラ陸軍大将の代理としてエバンドロ・ファビオ・ステファノ中佐、ロベルト・セバスチャン・ペテルネリ連邦下議(陸軍少将)、池崎博文リベルダーデ文化福祉協会会長、ブラジル日本会議の徳力敬三理事長、ブラジル力行会の岡崎祐三会長らも出席した。
 最初に京野会長は「紀元前660年、神武天皇から始まった皇室は、徳仁(なるひと)天皇陛下で126代目を数える」と挨拶し、新元号「令和」の意味を「美しい調和」だと説明した。

挨拶する野口総領事

挨拶する野口総領事

 続いて、野口総領事も外交官としてあった、皇太子時代からの今上天皇陛下とやり取りに関して体験を話した。最後は「コパ・アメリカにサッカー日本代表がやってくる。ぜひ決勝戦まで残って、ブラジルと対戦し、なんとか引き分けに持ち込んでほしい。皆さんも応援して」と呼びかけて会場を和やかにした。
 全員が起立して、ノーバ・バンデイランテス射撃協会の山本恒夫代表が歌詞を補作した「令和を讃える曲」が、カラオケ教師のアントニオ・カンチエリさんらの主導によって3曲が合唱された。最後に京野会長らが音頭をとって「エンペラドール(天皇陛下)、ビーバ! 徳仁(なるひと)天皇陛下、バンザ~イ!」と三唱した。
 そして同施設で作られたフェイジョアーダや日本食が提供され、参加者らは食事を楽しんだ。
 京野会長は「5月1日の改元を祝って何かしなくてはと皆で話し合っていた。来年から天長節は2月23日になる。そこでも何かしたい」とかたった。