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《ブラジル》大統領刺傷事件の容疑者を精神疾患と判定=罪に問われず、治療施設へ

 ミナス州ジュイス・デ・フォーラ市の連邦地裁第3法廷判事、ブルーノ・サビアーノ氏が、昨年9月に同市で遊説中だったボウソナロ大統領候補(当時)の腹部を刺し、現行犯逮捕されたアデリオ・ビスポ容疑者(本人も犯行を認める)は、精神疾患により責任能力がないと判断したことを27日に明らかにしたと、28日付現地各紙が報じた。
 事件の捜査にあたっていた連邦検察局は今年の4月に、「アデリオ・ビスポ容疑者は精神病のため、自分の行いを自覚する能力に欠けており、有罪となった際には減刑の余地がある」との鑑定を出していた。
 今回のサビアーノ判事の判断は、ボウソナロ大統領が指名した精神科医が4月に行った診断結果が20日に提出されたことを受けたものだ。
 サビアーノ判事は「容疑者の経歴や病歴、専門の鑑定士、医師らによって出された精神状態の報告書を慎重に確認した。その結果、「容疑者には責任能力を問えないと判断した」と語った。
 判事によると、容疑者の精神状態を鑑定した医師4人は全員、「容疑者は持続性妄想性障害」との結論で一致した。「医師たちの判断は、障害の重さの評価で、『全く罪に問われない』か、『一部罪に問われない』かの見解が違うだけだった」と判事は述べた。
 これにより、アデリオ・ビスポ容疑者が禁固刑を受けることはなくなったが、最大で20年間に及ぶ精神治療下におかれることとなる。
 治療施設への移送は、刑事裁判手続きが完全に終了してからになる。

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