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JH=県人会が母県の魅力を発信=和歌山・三重訪問ツアー11月

プレゼンを行う谷口会長

プレゼンを行う谷口会長

 和歌山県人会連合会(谷口ジョゼー眞一郎会長)と三重県人文化援護協会(下川孝会長)は「和歌山・三重県訪問セミナー」を14日、聖市のジャパン・ハウス(JH)で開催した。祖父が三重県人の野村アウレリオ聖市議や、両県の県人会会員など約70人が参加。観光地や名産品の紹介に聴き入った。
 11月24~26日まで3日間開催される「和歌山県人会世界大会」に合わせて、11月17日~12月1日の間に和歌山と三重県周辺を巡るツアーが予定されており、セミナーでは観光地や名産品などが紹介された。
 和歌山県の紹介は同県人会の谷口会長が担当。台本を見ることなく約30分間、母県の魅力を熱弁した。同県は面積の8割近くが森林に覆われ、自然豊かな土地が魅力。約1200年前に弘法大師空海が開創した高野山や、三重県にも跨がる世界文化遺産の熊野古道、日本三大名滝の那智の滝、美しい海岸で知られる白浜など自然あふれる観光地が多く存在する。
 醤油発祥の地として知られ、養殖鮪や高野豆腐、みかんや梅などの名産品も親しまれている。
 三重県のプレゼンテーションは佐藤フランシスコ紀行さんと佐藤クリスチアネさんが務めた。同県は和歌山県の隣に位置し、海と山の豊かな食や伊勢神宮、鳥羽水族館といった観光が楽しめる。
 海に潜り貝や海藻などの漁を行う海女や、忍者といった独自の文化も紹介。忍者は「日本のスパイ」と説明し、フランシスコさんが「今皆さんの近くでも諜報活動をしているかも」と話すと会場から笑いが起こった。
 名産品の真珠については、マリリン・モンローから最近ではアンジェリーナ・ジョリーも好んで身につけるなど、世界的スターからも愛される美しい品々と説明。スライドの表示に女性らの熱い視線が注がれた。
 両県の紹介の後には、クイックリートラベルの文岡セルジオ正樹社長らがツアーの行程を説明。両県に加え大阪府も巡り、オプショナルツアーでは京都府や奈良県、淡路、神戸の観光も楽しめる。美しい景色や建造物、料理の写真に参加者から感嘆の声が漏れた。ツアーは県人や子孫でなくても参加可能だ。

プレゼンを行った発表者ら

プレゼンを行った発表者ら

 大隅洋子さん(68、岩手県)は夫が三重県人会の手伝いをする関係でセミナーに参加。ツアーにも参加する予定で「真珠の産地に行けるのが楽しみ。わくわくしている」と笑顔を見せた。福森広志さん(75、二世)はツアーには不参加の予定だが「忍者に興味が湧き、行ってみたくなった」と感想を話した。
 谷口会長は「和歌山には高野山や寺社、大名の墓など多くの文化遺産がある。そこから歴史を知ってほしい」、下川三重県人会会長は「世界的にも有名な伊勢神宮はぜひ見てほしい」と母県への関心を喚起した。


□関連コラム□大耳小耳

 11月24~26日の間に母県で開催される「和歌山県人会世界大会」には、米国、中国、南米などから会員が集まり、様々な催しが行われる。祝い事のプレゼントなどに用いられる民芸品「紀州手まり」の制作体験や、各国県人会会員の交流、各国移民の歴史紹介などを予定。希望者は県内の学校や観光地を巡り、県民との交流も行う「ふるさと巡りツアー」も計画されている。ぜひ参加して母県の魅力を伯国に持ち帰ってほしい。問い合わせはクイックリートラベル(11・2198・8588)まで。
     ◎
 「和歌山県・三重県訪問セミナー」では、三重県の「忍者」に注目が集まった。耳子が休学中の三重大学では、「忍者・忍術学」に関する研究を行う教員がおり、「忍者学」など忍者に関する講義が開講されている。さらには「忍者部」なる部活動も存在する。三重大学大学院人文社会科学研究科・地域文化論専攻(修士課程)の2018年度入学試験では専門科目「忍者・忍術学」も導入、「忍者・忍術学」関連の講義も新たに開設されるなど、「忍者・忍術学」を学びたい学生を積極的に募集中。近年、伯国でも忍者について描いた漫画『NARUTO‐ナルト‐』が流行しているそうだが、三重大に留学して忍術学を学び、日伯両国の交流を深めるチャンスでは?!

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