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CIATE=永井専務理事が来月帰国=「日本でも伯人を助ける」

離任挨拶に来社した永井康之さん

離任挨拶に来社した永井康之さん

 2015年から国外就労者情報援護センター(CIATE)で専務理事として赴任している弁護士の永井康之さん(43、愛知県)が、7月15日に帰国するため離任挨拶で来社した。
 歴代専務理事はみな日本からの駐在者だが、4年3カ月の駐在期間は過去最長。永井さんは「来た時はデカセギに行く人も少なく、ボクもすぐに日本へ帰ると思っていた。でも結果的に長い滞在になった」と振り返る。近年の伯国の不景気から再びデカセギに行く人が増えた関係で業務が激増し、「ここ1年の相談件数は5千件にもなった」と語る。
 1985年に始まったデカセギブームの中でも一つの節目「四世ビザ」関係の支援が、最も印象的な仕事だったという。「日本で生まれて帰りたかった四世の手伝いができた。現在、全世界で40~50人に発給されている。色々と問題もあるが、まずは始まって良かった」と微笑む。
 また、弁護士の二宮正人氏を手伝い『サンタクルス病院の歴史』を共訳。「300頁に及ぶ内容を翻訳した。ポ語はもちろん、日系社会の勉強にもなりました」。更に昨年12月に日本で刊行された『世界の憲法集 [第五版]』のブラジル連邦共和国憲法部分も二宮氏と共訳した。この本のブラジル部分は、今後当地でも刊行する予定だという。
 更に、他の海外在住者と共に「最高裁判官の国民審査」の在外投票が出来なかったことに対し、「在外投票が認められないのは憲法違反だ」と日本国を相手に訴訟を起こし、東京地裁は5月、憲法違反との判決が下した。「少しでも日系社会の皆さんの役にも立てば」と語る。
 帰国後は赴任以前の勤務地である愛知県名古屋市で、弁護士業に戻る。「愛知県周辺には10万人の伯人がいるが、日本にはポ語ができる弁護士はあまりいない。引き続き伯国の人を手伝えれば」と意気込んだ。


□関連コラム□大耳小耳

国外就労者情報援護センター(CIATE)の専務理事を務める永井康之さんは「帰国した後、日本でやっていけるか少し心配」と笑う。というのも、ブラジルに滞在した4年3カ月間、仕事と並行してブラジル文化を楽しむために全伯を飛び回っていたからだ。たとえば「カーニバルはサンパウロ、リオ、レシフェ、サルバドール、オリンダ…色々な所に行きました。しかもその度に現地のTV局から取材されました」。という具合に、歴代専務理事の中でもかなりブラジルを満喫していた永井さん。帰国して日本が合わないと感じたら、是非またブラジルに戻ってきてほしいところ!?

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