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東西南北

 コパ・アメリカの開催中、国内サッカーは中断されていたが、決勝の翌日からは2部リーグの試合が始まった。1部リーグの再開は13日からだが、それに先立ち、10、11日にはブラジル杯準々決勝第1試合が行われた。リーグ戦で首位を走るパルメイラスはここでも強く、インテルナシオナルを地元に迎え、1対0で勝利した。その他のカードでは、ミナス州ベロ・オリゾンテの名門対決が注目されたが、クルゼイロがアトレチコ・ミネイロに3対0と完勝した。国内サッカーは今後、12月第1週までほぼノンストップだ。
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 ブラジル経済省は12日、政府としての今年の国内総生産(GDP)成長率予測を発表。5月に出した1・6%との予想は、0・81%へほぼ半減された。「GDP成長率予測」といえば、毎週月曜にはフォーカス(中銀が金融機関対象に行うアンケートの集計)の予想値(0・82%)が出され、6月末には中銀独自の予想値(0・80%)も出たが、どれも下方修正が止まらない。政府は、今年のGDPは2・5%成長との前提で予算を立てており、それを下回れば当然、税収も想定を下回る。基礎財政収支を、設定した赤字上限以内に収めるための経済班の苦悩は続きそうだ。
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 今年1月からサンパウロ市の地下鉄運賃は4レアルから4・30レアルに値上がりしたが、ジャポン・リベルダーデ駅、ポルトゲーザ・チエテ駅などでは、「つり銭の硬貨が足りない」を理由に、切符を1枚4レアル(1人2枚まで)で販売している(期間は不明)。ジャポン・リベルダーデ駅で何度も並びなおして1枚4レアルの切符を大量購入するのもありか。

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