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小さな注意が大きな差を生む

 このところ、気を重くさせるような話ばかりが続いていたが、サンパウロ州海岸部のサンヴィセンテの町からちょっと嬉しい話が届いた▼主人公は大天使ミカエルのシャラー(同名の人)で、8歳の少年だ。ミカエル君は常々、「僕が使うバス停はいつもごみで汚れている」とこぼしていた。母親のミカルさんは息子の苦情を聞く都度、「我が家では家の中にごみを溜めておいて、収集日に出すけど、そういう習慣がない人もいるからね」と説明してきた。だが、ある日、「そんなに気になるのなら、一緒に行って掃除する?」と提案したところ、その場で話がまとまったという▼二人は袖を捲し上げると、ごみ袋を持ってバス停に。バス停の周りに溜まっていたごみの量は想像以上で、家から持って来た袋ではとても足りない。バスが頻繁に通り、大勢の人が行き来する傍らで、飴などの包装紙やプラスチックに紙、ガラス瓶などを分別しながら集め、前方にあるゴミ捨て場に繰り返し運ぶ様子は、ミカルさんが写真やビデオに収めた▼ミカエル君は清掃後、近所の人向けのビデオも録画。「飴の包装紙一つだって、大きな差を生むんだ。こんな小さなごみを捨てたって、何も変わらないさ、なんて思わないで。こんな小さなごみなら邪魔にはならないと思うかもしれないけど、本当に大勢の人を煩わせているんだよ」と呼びかけた。残念ながら、この話を伝えた16日付G1サイトは、町の人達の態度が変わったかなどの後日譚を伝えていないが、皆がミカエル君と同じように考え、彼と同じように行動すれば、町はもっときれいになるはずだ。小さな手の業が多くの人の心を動かす事を待ち望みたい。(み)

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