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《パン・アメリカン》大会序盤、好調のブラジル勢=テコンドーで七つのメダル

ブラジルに初の女子テコンドー、パンアメリカンでの金メダルをもたらした、ミレーナ・チトネッリ(Abelardo Mendes Jr./rededoesporte.gov.br)

 ペルーのリマで26日に開幕した、南北アメリカ、カリブ海諸国が参加する総合スポーツ大会、
パン・アメリカン競技大会5日目、30日の途中までで、ブラジルは金メダル8個、銀メダル6個、銅メダル13個、合計27個のメダルを獲得したと、27~30日付ブラジル国内紙・サイトが報じている。
 ブラジルは49種目に485人が参加しており、最初のメダル獲得者は、27日に行われた女子トライアスロンのルイーザ・バチスタとヴィットリア・ロペスだった。ルイーザが金メダル、ヴィットリアは銀メダルだった。
 29日にはテコンドー女子67キロ以下級で、ミレーナ・チトネッリが金メダルを獲得し、ブラジル人初となる、テコンドー女子パン・アメリカン優勝を達成した。ブラジルはテコンドーの男女別、階級別で、金2、銀2、銅3と、七つのメダルを獲得した。
 パン・アメリカンには、五輪では行われない競技も存在する。その中の一つ、フィギュア・ローラースケートでは、27日にブルーナ・ヴルツが金メダルを獲得した。
 2016年のリオ五輪でもブラジル選手団の顔として活躍したカヌーのイザキアス・ケイロスも、1千メートルC1クラスで金メダルを獲得。これで前回2015年のトロント大会と合わせて、自身4個目の汎米大会でのメダルだ。
 トライアスロンは男女混合リレーでも金メダルを獲得。ルイーザ・バチスタとヴィットリア・ロペスは各々、2個目のメダルを獲得した。男子の出場選手はマノエル・メシアスとカウエ・ウィリーだった。
 体操女子は27日に団体戦で銅メダル、29日にはフラヴィアが個人総合で銅メダルを獲得。男子体操は28日に団体戦で金メダルを獲得。29日には個人総合でカイオ・ソウザとアルトゥール・ノリがワンツーフィニッシュを決め、ソウザが金メダル、ノリが銀メダルを獲得した。
 8月10日まで続く大会は今後、中盤、後半戦に入っていく。メダル獲得レースで米国に次ぐ順位を狙うブラジルは現在3位。今後も、陸上、水泳、柔道などでのメダル獲得が期待される。

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