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《ブラジル》OAB会長の父らの遺体焼却=証言中に脅迫受けたと元警部

遺体焼却の現場で証言するゲーラ氏(Comissão Nacional da Verdade/Divulgação)

 【既報関連】連邦検察庁が1日、ブラジル弁護士会(OAB)のフェリッペ・サンタクルース会長の父親のフェルナンド・アウグスト・サンタクルース・オリヴェイラ氏ら、12人の遺体を焼却したと証言した人物が、供述中に脅迫を受けていた事を明らかにしたと1日付現地地サイトが報じた。
 オリヴェイラ氏は1974年2月に陸軍秘密警察に捕まり、拷問死したとされ、軍政中の政治犯の死亡・失踪に関する調査特別委員会が7月24日に死亡証明書も発行している。これに対し、ボウソナロ大統領は7月29日、「オリヴェイラ氏は反体制派が粛清した」と語るビデオを流した。
 だが、7月31日に連邦検察庁が、オリヴェイラ氏を含む12人の遺体を製糖工場の窯で焼却したとの証言を含む捜査報告書を提出した。
 証言者は陸軍秘密警察元警部のクラウジオ・ゲーラ氏(79)で、1973~75年にリオ州北部カンポス・ドス・ゴイタカゼスのカンバイバ精製所で、オリヴェイラ氏ら12人の遺体を焼却したという。
 ゲーラ氏は現在、福音派の牧師で、宗教的な促しもあり、真実を明かす決心をした。だが、供述を行う際に脅迫を受け、司法当局に保護を申し入れたが、受理されなかったという。
 だが、脅迫によって同氏の供述の内容が変わる事はなく、検察は7月31日に刑事犯罪捜査に基づく報告書と起訴状を裁判所に提出した。
 ゲーラ氏は真相究明委員会やエスピリトサント州の検察でも供述を行っており、その内容は『汚い戦争の記憶』という書物に収められている。同に関する捜査は8年前に始まっており、20人の証言などをまとめた報告書は7月26日に完成したばかりだという。

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