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《ブラジル》3回目の政府への抗議行動=教育や社会保障改革などで

ブラジリアでの抗議デモ(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 全国26州と連邦直轄区で13日、労組や学生運動団体などが中心となり、政府の諸政策に反対する抗議行動が行われたと13、14日付現地紙、サイトが報じた。
 13日夜8時過ぎの時点で、全国教育機関労働者連合(CNTE)は最低170市、全国学生連合(UNE)は最低150市で抗議行動実施と発表。14日付フォーリャ紙によれば、UNEはその後、204市で抗議行動実施としている。
 抗議行動の中心は、連邦政府が教育関連の予算を凍結し、大学その他の教育・研究機関に運営もままならない事態を強要している事や、連邦大学運営費に民間企業の資金を募るFutura―seという政府立案のプログラムへの抗議だ。
 UNEは、「科学を否定した」として、国立宇宙研究所(Inpe)のリカルド・ガウヴァン所長解任にも抗議した。
 また、CUTやCTBといった労組は、本当に必要としている人達から金を奪おうとしているとして、社会保障制度改革の一部に反対。その他にも、現政権の環境政策に反対を唱える人達や、ルーラ元大統領釈放を呼びかける人達もいた。
 ブラジリアでの抗議行動は朝から始まり、幹線道路の封鎖やピケなども起きた。また、連邦議会に向かうデモ行進には、先住民の女性達による行進の参加者も合流した。ブラジリア大学教職員は前日の総会で抗議行動参加を決めていたが、区立校は通常通り授業を行ったという。
 サンパウロ市での抗議行動は雨や寒さで勢いが殺がれたが、UNEやCUT、CTBの他、小中高、予備校、専門校、職業訓練校などの生徒が集まるブラジル中等教育学生連合(UBES)も加わり、パウリスタ大通りからレプブリカ広場の教育局までのデモ行進などを行った。
 リオ市ではカンデラリア教会からペトロブラス本社までのデモ行進などが行われたが、風雨が激しくなり、蜘蛛の子を散らすように解散した。
 ペルナンブコ州ではレシフェ市など、バイア州ではサルバドール市やフェイラ・デ・サンタナ市など、セアラー州でもフォルタレーザ市など、州都を中心に各地で抗議行動が起きた。
 一部の市では警備強化が叫ばれたが、5、6月の抗議行動に比べると全体に小規模で、大半は平和裏に行われたという。

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