ホーム | 文芸 | 刊行 | 『下本八郎 対話による回顧録』=大浦文雄氏と対談、大浦玄編著

『下本八郎 対話による回顧録』=大浦文雄氏と対談、大浦玄編著

本書の表紙

 対話形式でつづられ豊富な写真が入っている著作『下本八郎 対話による回顧録』(大浦玄編著)が刊行され、23日に同氏の補佐官・安田潤二さんが報告に来社した。
 本書では、スザノ福博村会の長老・大浦文雄さんが対談する形で、下本氏(83、二世)の半生が聞き出されており、とても読みやすい。当時の出来事の舞台裏、その時に同氏が思っていたことなどが生々しく語られる。
 下本家の移住の歴史から始まり、会計士になって業界を束ねる組合会長に就任するまで、生長の家の信仰を貫いて州議会議員を6期24年間にわたって務め、「高齢者バス無料」や州立学校外国語選択科目に「日本語」を追加するなどブラジル社会に貢献してきた逸話、さらにブラジル日本語学校連合会の会長として日本語教育に尽くしてきた貢献、修養団との思い出などが次々に語られる。
 本書は22日に製本されたばかりで、今後の販売については未定。問い合わせはキング会計事務所(11・2856・7290)まで。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 『西風』=巻頭に宮尾進さん追悼集=あの中村八大との秘話も2017年5月24日 『西風』=巻頭に宮尾進さん追悼集=あの中村八大との秘話も  西風会は『西風』第5号(207頁)を先月刊行した。毎月1回集まって議論をする私的な研究会で、体験談や調査内容を半年に一度ほど出版している。  5冊目の巻頭特集は、昨年10月30日に亡くなったサンパウロ人文科学研究所元所長で西風会の中心メンバーでもあった宮尾進さんの追 […]
  • 『ブラジル日系文学』第62号を刊行2019年8月30日 『ブラジル日系文学』第62号を刊行  『ブラジル日系文学』第62号(発行者=武本憲二、編集者=中田みちよ)が7月に刊行された。  今号では、武本文学賞が今年で終わったことを受けて、国際日本文化研究センター教授の細川周平さんが『武本由夫賞の終わりを聞いて』を特別寄稿している。ブラジルの日本語文学史の専門家 […]
  • 絵本「私のアマゾン」刊行=陣内すまさんが民話や料理紹介2019年7月20日 絵本「私のアマゾン」刊行=陣内すまさんが民話や料理紹介  アマゾナス州マナウス市在住の陣内すまさん(本名・陣内節子さん)が、アマゾンに関する絵本「大蛇の住む森 私のアマゾン」を日本の啓正社から刊行した。アマゾンで50年生活する陣内さんが、アマゾン川の魚や料理、民話などをまとめ、絵は画家の故・ヴァン・ペレイラさんが担当している […]
  • 二宮夫妻=『絆 皇室とブラジル』刊行=サンタクルス病院で無料配布2019年6月12日 二宮夫妻=『絆 皇室とブラジル』刊行=サンタクルス病院で無料配布  サンタクルス病院(石川レナト理事長)は1日、聖市内ホテルで行われた開院80周年式典の中で『絆 皇室とブラジル』(二宮正人/二宮ソニア共著)を刊行した。全191頁、日ポ両語。  昨年は開院79周年と日本移民110周年を記念し、皇族が詠まれた短歌130首を収録した詩集を […]
  • 『西風』第9号を発刊=日米戦、人口減少を考察2019年5月28日 『西風』第9号を発刊=日米戦、人口減少を考察  西風会(せいふうかい)は3月に『西風』第9号を刊行した。発行部数は200部。同会は会員が毎月1回集まり、様々なテーマについて議論する私的な研究会。体験談や調査内容をまとめ、年に2回同書の出版を行っている。  今号では、峰村正威さんによる「日本的なあまりに日本的な」の […]