ボルソナロ大統領は4日、元チリ大統領で国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレ氏の父親を侮辱する発言を行った上で、同国の独裁者アウグスト・ピノチェト元大統領を称えた。ボルソナロ大統領は7月にも、ブラジル弁護士会(OAB)会長のフェリペ・サンタクルス氏の父親が軍政時代に行方不明になったのは、反体制派の仕業と発言し、物議をかもした。4日付現地サイトが報じている。
事の発端は4日、バチェレ氏がスイスのジュネーブで記者会見を行った際、ブラジルで警察官による暴力が増えていることや、民主主義が抑圧されていることを批判する発言を行ったことだ。