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《ブラジル》アマゾン火災=イスラエルの消防士が到着=軍や国内の消防士も現地へ

ブラジルに到着したイスラエルの消防士ら(5日付ロンドニアアゴラ・サイトの記事の一部)

 法定アマゾンで森林伐採や伐採後の焼畑などに起因する森林火災が増えていると国内外から批判を浴びた事で、ボウソナロ大統領が8月下旬に森林火災対策を打ち出した際、派遣を要請したイスラエルの消防士11人が5日にブラジリアに到着したと同日付現地紙サイトが報じた。
 国防省によると、イスラエルの消防士らはボウソナロ大統領らに迎えられた後、同日中にロンドニア州ポルト・ヴェーリョに向かい、6日から実際的な任務に着いた。活動期間は11日までだ。
 彼らは森林火災の専門家で、無人機を使って火災が向かう方向なども分析しながら消火活動を行うなど、ブラジル国内の消防士や消火活動に当たる軍兵士らにも学ぶところが多いとされている。
 ロンドニアは、ボウソナロ政権が打ち出した森林火災と環境犯罪撲滅のための「ヴェルデ・ブラジル作戦」の対象の一つで、8月26日からは軍を派遣して行う「法と治安保障作戦(GLO)」が機能し始めている。ロンドニア、アクレ両州と、アマゾナス州極南部は歩兵とジャングル第17旅団の管轄だ。
 また、5日はパラー州ベレン駐留の歩兵とジャングル第2旅団の兵士約50人が、州南部のセーラ・ド・カシンボに移動した。6日も同数が同地に派遣される。セーラ・ド・カシンボは国防省が統括する特別班の基地の一つで、5日にはリオ州の消防士30人も、最低15日間の予定で当地入りした。同基地にはパラナ、ミナス両州からの消防士も合流する。

空軍機でパラー州に向かうリオ州の消防士ら(Divulgação do Corpo de Bombeiros do Rio de Janeiro)

 法定アマゾンでの森林伐採と火災撲滅対策費の調達に関しては、ラヴァ・ジャット作戦で判明した汚職で外国人投資家に損害が生じたために米国司法がペトロブラスに科した罰金25億レアルから10億レアルを当てる事で合意成立と、検察庁と総弁護庁が5日に発表した。この罰金は、米国との合意により、ブラジル当局に用途を決める権利が与えられているが、払い出しには議会の承認が必要だ。
 法定アマゾンでの森林火災は、ボウソナロ大統領が60日間の焼畑禁止との大統領令を出した後も続いている。8月の森林火災は3万901件で昨年同月の1万421件の約3倍(196%増)となった上、消火活動や監査も本格化し始めた後の9月も、5日間で2799件起きている。

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