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日本語学校=6部門の最優秀作品を紹介=全伯生徒作品コンクール写真グラフ

最優秀作品(センター提供)

 ブラジル日本語センター(日下野良武理事長)は「第16回日本語まつり」を10月20日、サンパウロ市のセンターにて開催した(詳細は7面)。当日は「2019年全伯日本語学校生徒作品コンクール」の表彰式が行われ、その最優秀作品をここに紹介する。

 コンクールは、全国のセンター会員校の生徒が、イラスト、絵画、硬筆、書道、作文、漫画の6部門で作品を応募。年齢別に優秀作品が選出される。2000~06年出生の応募者の作品から最優秀賞が選出された。
 上段の左から池本明美さん(14、スザノ金剛寺学園、硬筆)、利光裟羅さん(17、マリアルバ日本語学校、絵画)、徳久竜馬さん(15、コロニアピニャール日本語モデル校、書道)。
 下段の左から利光さん(漫画)、ビオット大輝さん(13、サンベルナルド文化協会日本語学校、イラスト)、塩谷榛名さん(16、トメアスー日本語学校、作文)。

 

作文部門最優秀賞

「トメアスーで実現したい夢」

塩谷 榛名(しおや はるな)

トメアスー日本語学校

 私は将来、サンパウロの大学で老化学を勉強したいです。そして、卒業したら私が住んでいる日系社会で学んだことを活かしたいです。私が暮らしている地域にはお年寄りが沢山います。楽しみが少なく、家にこもっている方が多いです。出かけるとしたら買物か、年に五、六回しかない日本人のイベントに行くくらいです。
 私の祖母はその一人で、あまり家から出掛けません。ストレスがたまり続けるので身体に悪いと思います。青年世代はレストランや友達と遊ぶために、沢山出掛けますが、お年寄りは必要以外は家から出ない方がほとんどです。なので、こんなシルバー世代にまた社会に出てもらい、年金生活をもっと楽しんで欲しいです。
 まずは、お年寄り達が会うきかいを増やしたいです。一緒にすごして、魚釣りやぬい物をお互いに教え合うなど、そんな小さな事から始めたいです。そして、世代の違う地域の子供達や孫達と手遊び、体操、カラオケなどをしてもっと交流してほしいです。
 でも、私の一番の目的は老人ホームを色々な人と協力して、建てる事です。家族から忘れられている一人暮らしの方達に、みんな一緒に住んでもらいサポートしたいです。
 こんな大きな夢ですが、夢にたどりつくためには沢山の方からの協力が必要です。お金のために働く人はダメだと思います。やる気があって、お年寄りを思う心と愛情がある人が必要だと思います。
 私の夢だけではなく、他の仕事に対してもそうです。やる気、思いやりと愛情がこもった方がいっぱいいたら、社会は成功出来るでしょう。そして地球もきっと良くなります。今の時代では思いやりがある人がほとんど見えないですよね。
 私は、大学で病院見学をし、色々な現場を見て、知識をつんでいきたいです。また、出来たら研修も沢山して、知識をつんでいきたいです。
 まずは違う地域で働き、色々な人と出会い経験を増やしたいです。その経験を最終的にトメアスーで活かしたいです。
 沢山の方の協力と私の努力でこの夢を実現したいです。トメアスーのお年寄りとその家族、そしてトメアスーの社会をサポートするのが、私の大きな夢です。(原文掲載)

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