ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》ルーラ元大統領が8日に釈放される=週末の全国の話題は一色に=早速、大統領やモロ法相批判=議会では法改正で対抗の動き

《ブラジル》ルーラ元大統領が8日に釈放される=週末の全国の話題は一色に=早速、大統領やモロ法相批判=議会では法改正で対抗の動き

9日、支持者に祝福されるルーラ氏(Ricardo Stuckert)

 8日夕方、ルーラ大統領が580日ぶりに、パラナ州連邦警察の特別収監室から釈放された。7日の最高裁での審理結果を受けてのものだった。ルーラ氏は9日には自宅のあるサンパウロ大都市圏サンベルナルド・ド・カンポ市に戻り、自身の拠点だった金属労組の組合本部で支持者たちと共に帰還を祝った。この両日のブラジルの話題はルーラ氏一色となったが、上院や下院では、刑法改正案の審議を進める見込みだ。9~11日付現地紙が報じている。

 7日に最高裁が「2審判決有罪の時点で刑執行か否か」の審理で否決との結果を出した時から、ルーラ氏の釈放は国民の注目の的だった。弁護人のクリスチアーノ・ザニン・マルチンス氏からの釈放請求は8日朝、パラナ州連邦地裁に提出されており、午後4時過ぎに同地裁が承認したことで、釈放が決まった。

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