ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(Instituto NAK do Brasil=INB/北川ジューリア好美会長)と藤瀬圭子プロダクションは、日系社会の年末の風物詩「第25回ブラジル紅白歌合戦」を12月1日(日)午前8時半から、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会大講堂で共催する。今回は「サンパウロ日伯援護協会創立60周年記念」と題し、特別なプログラムを企画している。
当日は全60組以上のコロニア歌手が各年代の演歌、歌謡曲など名曲を歌い上げる。藤間流日本舞踊学校、クラシックバレエのダンサーも舞台を盛り上げる。総合司会を藤瀬圭子さんが務め、名曲と映像と名司会で進行していく。
紅白対決とは別に、平田ジョエさんと伊藤カレンさんが特別演出のショーも繰り広げる。
援協創立60周年を記念し、特別なプログラムも披露。与儀上原昭雄・援協会長、菊地義治前会長らを交えて特別座談会も行い、援協の歴史を当時の名曲と共に振り返る。
案内に来社した北川会長、中野たかしさん、中野ローザさん、赤組司会の田代勇子さん・西村まゆみさん、白組司会の川本豊さん、歌手の加藤テレーザさんは「涙が出るような感動のステージにしたいと思います」と意気込みを語った。
与儀援協会長は「25回目という節目に、同じく節目を迎えた援協を祝ってもらえて嬉しい。紅白歌合戦も援協も一緒に盛り上げていきたい」と喜んだ。
紅白歌合戦は入場無料だが、援協のために保存食1キロの持参を呼びかけている。問い合わせは、北川会長(電話=11・97530・9082)または岡崎カルメンさん(11・99654・1500)まで。
□関連コラム□大耳小耳
8月にINBと藤瀬圭子プロダクションが共催した「花の歌謡祭」で、野口泰・在サンパウロ日本国総領事がステージで熱唱したのは記憶に新しい。12月1日の紅白歌合戦については「出場をお願いしている」段階で、出てくれるかどうかは未定とか。紅白歌合戦は年末恒例の日本的な文化行事。総領事自ら「日本語の歌」の大事さをアピールしてほしいところか。