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《ブラジル》マラニョン州=またしても先住民襲撃事件=2人が死亡、政府の保護求む

殺された先住民の1人のライムンド氏(Divulgação/Apib)

 マラニョン州州都サン・ルイスから約506キロのジャニパポ・ドス・ヴィエイラス市にある先住民居住地(エル・ベテルとボア・ヴィスタ)の間の国道226号線で7日、先住民のグアジャジャラ族襲撃事件が起き、死傷者が出たと7~9日付現地紙、サイトが報じた。
 事件発生は午後2時半頃。白い乗用車が速度を落として近づき、先住民達を銃撃したという。これにより、フィルミノ・シウヴィノ・グアジャジャラとライムンド・ベルニセ・グアジャジャラの2人が死亡、2人が負傷した。負傷者らは病院で加療中だ。安全確保のために名前は伏され、警官の警護を受けている。2人の内1人は手術も受けたが重体だ。もう1人は9日か10日に退院許可が出る見込みだ。
 ソーシャルネットワークには、フィルミノ氏と共にバイクの二人乗りをしていて襲われた先住民が掲載した動画がある。先住民はその中で、「車がゆっくりと近づいてきて、傍まで来たら発砲した」と語っている。連邦道路警察によると、グラジャウ、バラ・ド・コルダの両市間では銃撃戦も起きたようだ。
 だが、犯人や犯行の動機の解明は今後の捜査の結果を待つ必要がある。同件の捜査には、同州保安局や国立インジオ保護財団(Funai)、市警、軍警の他、連警も加わっている。
 Funaiでは、今回の事件は、国道226号線で頻繁に起きている強盗事件との関係を疑っているが、真相はまだ掴めていない。
 先住民達は事件直後から8日夕刻まで、国道226号線を封鎖する形の抗議行動を実施。同道利用者は、国道10号線、222号線、135号線への迂回を強いられた。
 なお、グアジャジャラ族に関しては、11月1日にも、「森の番人」と呼ばれ、森林保護のために奔走していた同族リーダーの1人のパウロ・パウリノ・グアジャジャラが、侵入者を防ぐための巡回中に殺害されるという事件が起きたばかり。残りの「森の番人」は、安全確保のために警察が安全な場所に移した。
 今回の事件で死亡した先住民の葬儀は9日に行われた。9日付エスタード紙は、先住民保護は連邦政府の責任との同州政府の見方も報じている。

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